ヨーロッパランジェリーへの疑問、購入時の注意ポイント、すべて教えます
ヨーロッパランジェリーを使ってみたいけど、サイズが合わないのでは? 過去に買ってみたけどサイズが合わなかった、ワイヤーが当たって痛かったので……など、インポートランジェリーに抵抗のある方に読んでいただきたいコラム。これを読めばもう一度、ヨーロッパランジェリーにチャレンジしたくなるはず。
■ヨーロッパランジェリーは日本人に合わない? と思った原因を解明!
私がお客様からよく聞くお悩みに、「ヨーロッパランジェリーを買ったけど良くなかった」「ワイヤーが胸に当たって痛かった」「そもそもサイズがよくわからない」などがあります。
最初に、たまたま合わないサイズや形のヨーロッパランジェリーを着けてしまったことが、「ヨーロッパランジェリーは日本人には合わない」といった、残念な印象につながってしまったのだろう、といつも本当に残念に思います。
確かに、日本人と欧米人の女性では体型が違いますし、中には日本人女性には合わないデザインや形も存在します。
とはいえ、日本の輸入代理店を経由して日本に輸入しているランジェリーたちは、バイヤーが日本人女性にも合いやすい形をセレクトして輸入しているため、そこまで日本人の体型から外れたものはないと思います。
それに、日本で製造されている日本メーカーのブラジャーでさえも、メーカーによってサイズ感が違ったり、デザインや生地によっても着け心地がだいぶ変わってきたりしますよね。
では、なぜヨーロッパランジェリーで、「合わなかった」「ワイヤーが痛い」といった問題が起こるのでしょうか?
話を聞くと、大きな原因がふたつあることが多いです。これは日本のブランドのブラジャーを選ぶときにも関係する問題なので、詳しくご紹介します。
問題1.サイズがそもそも合っていない。サイズをわかっていない
「自分のサイズがよくわからない」とおっしゃる方は意外と多く、びっくりします。
まずは自分のサイズを知りましょう。アンダーバストとトップを測れば、おおよそのサイズ感はつかめます。
問題2.試着せずに購入している
試着をせず購入された方が多いことにも驚きます。
「通販だったから」など、理由はあるかもしれませんが、デザインや生地などによっても着け心地がかなり変わるため、試着はマストです。
試着を重ねていくうちに、自分に合う形のブラジャーもわかるようになります。
以下に、体型別・願望別にヨーロッパのランジェリー(ブラジャー)選びの基本をご紹介しますので、参考にしてみてください。
■ヨーロッパランジェリー、選び方の基本(体型別・願望別)
お悩み1.アンダーバストが細い、胸にボリュームを出したい
140年以上の歴史を持つフランスブランド「オーバドゥ」より
CB Passion Creole ダブルパデッドブラ Irisカラー
価格:2万3760円(税込)
取り外し可能な、とても軽くて快適なビーズパッド入り。
自然で美しいバストメイクを実現。
細身の方には「3/4カップブラジャー」がおすすめ。
胸元の中心が低いものを選ぶと、「ワイヤーが胸に当たる」「肌に突き刺さる」といった悩みはほとんど解消できます。
取り外し可能なパッドなどが入っているものも多く、胸を寄せたり、盛ったり、左右のバストの大きさが違う方でもバストメイク可能なのはうれしいですね。
お悩み2.胸にボリュームがないけれど、1枚レースブラジャーを使ってみたい
今、大注目のポーランドランジェリーブランド「サブレン」より
1枚レースブラジャー(LITCHI soft)
価格: 8856円(税込)
ヨーロッパ製の美しいストレッチレースを使用。
胸にボリュームの少ない方にもフィットしやすい。
胸にボリュームがないけれど、1枚レースブラジャーを使ってみたい――そんな方におすすめのブラジャーはストレッチレースを使っているブラジャー。
ストレッチレースが胸に吸い付くように覆ってくれるため、カップの上部が浮きにくくフィットしやすいのが特徴です。
お悩み3.胸が大きくてサイズがなかなか見つからない
今、注目のポーランドランジェリーブランド「エヴァビアン」より
1枚レースブラジャー(PETRA gray B139)
価格:1万800円(税込)
大きな胸の女性のために作られたデザインと仕様。
ヨーロッパ製のレースを使用しながらこのクオリティと価格は一度試してほしい。
胸にボリュームがある方は、インポートの1枚レースブラジャーで、形はフルカップなどがおすすめです。
軽い着け心地で胸をすっきり見せられ、ストラップだけでなくブラジャー全体で胸を支え、肩こりなどを軽減する設計になっていたり、丈夫なワイヤーが使われていたりするブラジャーがたくさんあります。
また、1枚レースのフルカップブラジャーは、日本のブランドと同じカップサイズでもヨーロッパの方が2サイズくらいカップが大きいものもあります。
カップサイズだけにとらわれるのではなく、気に入ったデザインがあれば、試着をして確かめてほしいです。
■ヨーロッパランジェリーの歴史は日本よりも遥かに長い
ヨーロッパランジェリーは、「敷居が高い」「日本人には合わない」と思う方もいるかもしれませんが、それはもったいない。その思い込み、今日から捨ててください。
ヨーロッパのランジェリーの歴史は日本のそれよりも遥かに長いです。
実は日本においては、ショーツやブラジャーが一般的に着用されるようになってから、まだ80年も経っていません。
ヨーロッパでは1886年に世界的な下着メーカーがドイツで設立されています。
自分にきちんと合ったサイズとデザインを知って選べば、日本のランジェリーと同等、それ以上に快適、心地良いものがヨーロッパのランジェリーにはたくさんあります。
長い歴史の中で脈々と受け継がれてきた、素晴らしい技術と美しいデザインのヨーロッパランジェリーを身に着ければ、気分はもちろん自分の自信も上がること間違いなしです!
この春夏、ヨーロッパのランジェリーに挑戦してみては?
画像/Shutterstock
2017年6月28日公開
2019年5月12日更新
※商品情報は記事公開時のものです。