お金が貯まる人の共通点は「自分は運がいい」と思い込めること
自分を「運がいい人」だと思っていますか? それとも「運が悪い人」だと思っていますか? 後者の場合、今すぐ「自分は運がいい」と思い込むようにしましょう。運がいい人の特徴は「私は運がいい」が口ぐせであること。結果、行動が変わり、お金が貯まりやすくなり、豊かな人生が手に入るはずです。
生きていると、楽しいことや嬉しいことばかりではなく、いろいろなことが起きるもの。悲しいことや悔しいこと、がっかりすること、つらいこと……。
そんなとき、あなたはどう思うでしょうか。「自分は運が悪い」と思うでしょうか。それとも「自分は運がいい」と思うでしょうか。
実は後者の「自分は運がいい」と思えるようになると、お金が貯まり、そして豊かな人生につながっていくのです。
『お金が貯まる「体質」のつくり方』著者の西山美紀さんが、DRESS世代の女性が参考にしたいエッセンスを同書からよりすぐってご紹介します。
■「運がいい」と思い込むだけで、人生が好転していく
お金が貯まらない人は「自分は運が悪い」という口グセがあります。
たとえば、何かイヤなことがあったときに、「自分は運が悪いから……」とがっかりして、イライラを募らせていきます。
そうなると、「おいしいものでも食べよう」「あの洋服を買っちゃおう」「ネットで何か買い物をしよう」「歩くのは疲れたから、タクシーに乗ろう」と、お金が湯水のようにどんどん流れ出ていってしまうのです。
もちろん、おいしいものを食べたり飲んだりして、ストレスを解消することもいいと思います。がんばった自分へご褒美をあげることも、大切だと思います。
でも、イヤなことがあるたびにそのような行動を重ねていると、お金がいくらあっても足りなくなってしまうのです。
では、お金をしっかり貯めて、さらに幸せそうにしている人はどうでしょうか。
イヤなことがあったら、少し落ち込んだ後に、「これだけ傷が浅いうちに気づけてよかった、自分は運がいい。次からは気をつけよう」「自分は運がいいから、次はきっといいことがある」と顔を上げられるのです。
そうすれば、イヤな気持ちはなくなりますし、解決策を考えるようになって、人生は少しずついい方向に向かっていくのではないでしょうか。
■運がいいと思うことは、自分の未来を楽しむことにつながる
イヤなことがひとつもない人は、この世の中にいないと思います。誰でも何かしら大変なことがあり、何かしらの悩みを抱えているものです。
でも、大変だと思っても、幸せだと感じる面は必ずどこかにある。解決の糸口は、きっと見つかるはずです。「自分は運がいい」と思うことができれば、前に進んでいくことができるのです。
運がいいと思うことは、自分自身を信じることでもあり、周りにいるみんなを信じることでもあります。自分の未来を楽しみに思えると、お金を貯めていこうという気持ちがわいてくることでしょう。
「自分は運がいい」と思っている人の周りに、人はどんどん集まってくるはずです。
もし「自分は運が悪いから」と未来に期待を持てないでいると、「お金を貯めても意味がない」と思い込んでしまいます。“今“のために、お金を使い果たしてしまうのです。
誰かのせいにしたり、時代のせいにしたりして、前に進めなくなってしまいます。「お金がないから、これができない」と嘆き、悪循環に陥ってしまいます。
運というのは目には見えませんし、貯金のように貯められませんし、そもそも数値化して誰かと比べられるものではありません。
「自分は運がいい」と勝手に思い込んだら、もうこっちのものです。
運がいい人、悪い人がいるのではなく、「運がいいと思える人」か「運が悪いと思ってしまう人」か、ただそれだけです。
今日から「自分は運がいい」と思える人になりましょう。
お金を貯めよう、とがんばっても空回り……そんな経験はありませんか。本当にお金を貯めたいなら、がんばる前にやるべきコツがあります。それは「お金が貯まる体質」づくり。『お金が貯まる「体質」のつくり方』著者の西山美紀さんがそのコツについて解説します。
お金を貯めるには、お金が貯まる体質になることが欠かせません。貯金できる人になる。そのために、まず身につけたいのは「今までよりも、少し早く起きること」。『お金が貯まる「体質」のつくり方』著者の西山美紀さんが解説します。
Text/西山 美紀(にしやま みき)
ライター、コラムニスト、ファイナンシャルプランナー。
出版社勤務中の20代後半のときに母の進行がんが発覚。介護休職を取り在宅医療で看取る。1年収入が途絶えたが数百万円の貯蓄があったため、かけがえのない時間を過ごせ「幸せな貯蓄」の大切さに目覚める。2005年に独立し、ファイナンシャルプランナーの資格を取得。ライターとしてwith、日経ウーマン、日経DUALなどで女性の生き方などをテーマに取材執筆を行うほか、貯まる人・貯まらない人のべ500人への取材と1万件以上のお金データを分析。「貯まるかどうかは年収の差だけではない。お金の使い方や日々の生活習慣などの“体質”にある」と気づく。「お金を貯めて幸せになれる方法」をコラムで執筆中。自身は23区内のマンションを4年半で完済。All About貯蓄ガイド。2児の母であり、デパートめぐりや海外旅行が趣味。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)がある。
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2017年2月6日公開
2019年6月22日更新