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アロマコロジー効果でポジティブな自分に。5月向きの爽やかな香り3選

緑あふれる庭園を散策しているような気分になれる、爽やかで心地よい香りを3つセレクト。五月病も吹き飛んでいく!?

アロマコロジー効果でポジティブな自分に。5月向きの爽やかな香り3選

アロマコロジーという言葉をご存知でしょうか?
アロマ(aroma=芳香)とサイコロジー(psychology=心理学)を結びつけた造語で、フレグランスや化粧品の香りが心理的にもたらすポジティブな効果をいいます。好きな香りをかぐことで、間接的に心身が快適になるという考え方はアメリカで始まり、

・気分を高め、落ち込みを取り除く
・セルフイメージを高める
・リラクゼーションを促進し、ストレスを軽減する
といったことが認められ、いまや日本でも多くの化粧品やフレグランス製品作りにその研究が生かされています。

■「人から嫌われない香り」を意識しすぎないで

日本人の香り選びの相談に多いのが、“万人に受ける”“嫌われない”香りを教えてほしい、という他人目線を重視したものです。前回もお伝えしたように、職場などでは自身の好みを優先するだけでなく、ポジショニングにふさわしい「ベーシック フレグランス」のチョイスも必要ですが、常に他人からどう思われるかばかりを気にしていると、緊張モードが抜けません。その状態が長く続くと、力の抜き方やリラックスした気分に切り替えることも次第にできなくなってしまうのです。そこで、休日や寛ぎたいときにはまとっていることさえ忘れてしまうような「スキン フレグランス」で使い分けを行うと、アロマコロジー効果でオンとオフのスイッチングがスムーズにできるようになるのです。

■お気に入りのガーデンを歩いている気分になれる、緑の香りたち

ゴールデンウィークが明け、忙しい毎日が始まるだけでなく、季節の変わり目でついぼんやりしがりな5月。そんなシーズンにおすすめしたいのが、緑あふれるガーデンを散策しているような、爽やかで颯爽とした気分に導いてくれる香りたちです。

フレグランスの歴史を語る上で欠かせないパリ ブランドから、日本人に興味深い香りが登場しました。京都の日本庭園にインスパイアされたという「ロジェ・ガレ シソ」は、静かな白檀の香りがベースに流れ、インドのマンダリンやベルガモットの柑橘からシソの青々しさへと広がりますが、それらをピオニーフローラルが包み込み、みずみずしさに心が安らぎます。リニューアルしたばかりの美しいボトルデザインにも癒されます。

2つ目は日本に上陸してまだ数年のブランド「フェギア1833のパンパ・ウメダ」。
アルゼンチンの広大な草原に吹く西寄りの突風が心地よく、身体にもよい影響をもたらすと考えられているそうです。雨上がりの雲一つない空と草原、吹きぬける風をイメージしたこの香りは、どこまでも続く緑と爽快感に満ちています。甘さのないシンプルな香りに、身も心も洗われるようでリフレッシュできます。

3つ目は2016年の夏期限定商品「カルバンクラインのシーケーワン サマー」。ライムをぎゅっと絞ったモヒートやジンジャーのすっきりしたオープニングから、グァバとタヒチアンティアレ、ココナッツミルクのエキゾティックなスイートへ。ラストはジャングルとリンクするようなシダーやモスの香りが、新たなことにチャレンジしたくなるエネルギーに満ちています。ジャングルを思わせるヤシが茂るボトルデザインに、一足早い夏への期待感も高まります。

香りが心に働きかけて気分を豊かに導いてくれるアロマコロジー効果を利用して、この季節を生き生きと乗り切りましょう。

MAHO

フレグランスアドバイザ。幼少からの香水好きから、フレグランス関連会社勤務を経て1997年「プライベートトワレ」を開設。名香から最新作までの香水や香料が揃うサロンでは、日本で初めて販売を目的としないパーソナルアドバイスを行い、...

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