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次世代の女性たちへシェアしたい学びがいっぱい女性リーダー養成プログラム参加レポート 後編

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次世代の女性たちへシェアしたい学びがいっぱい女性リーダー養成プログラム参加レポート 後編

 

朝から晩まで、様々なプログラムが続き、しかも全てのセッションは英語。
椿山荘ホテルで缶詰合宿して、ビジネス・スクールの1週間集中コースを受けたよう。
こんなに脳をフル回転させて勉強したのは久しぶりでした。プログラム終了後、自分の脳のOSがクリーンアップされ、さらにバージョンアップしたような……。

私を含む今回選ばれた11人のメンティーには、その1人1人にメンターがつき、様々な角度からサポートしてくれるのですが、プログラムの間、朝昼晩のお食事を全員で共にし、他のGlobal Ambassadorと呼ばれる先輩女性リーダー、メンターたち、Vital Voices やBank of America の関係者の方々と話をする機会も多くありました。その素敵なご縁も、このプログラムから頂いた大切な宝物になっています。全員ここで紹介したいところですが、3名だけ、特に印象深かった方たちについて、触れたいと思います。

私のメンターは、メリルリンチ日本証券 投資銀行部門 副会長マネージング・ディレクターの笹田珠生さん。
物腰の柔らかいフェミニンな雰囲気を持ちながら、アメリカの弁護士免許を持つ才女。  英語も堪能で世界中を飛び回りながら、男性中心の機関投資家からの信頼を築き上げ、数十人の部下の育成にも力を入れている、絵に描いたような、“エグゼクティブ・ウーマン””。男性中心の金融業界の中で、希有な存在なのではと思います。国境を超えて、様々なリーダーたちとどのように信頼を築いてきたのか、プログラムの開催中、また終わった後の今でも勉強させてもらっています(いつか本を出してほしい、と密かに思っています)。



 


 

またGlobal Ambassadorのお一人として、フィリピンより参加された、元日本のスターバックス社長、Mercy Corrales(マーシー・コラレス)さん。現在は、フィリピンの広大な敷地に素敵なオーガニックファームを作っていらっしゃいます。世界中のストレスを抱えるエグゼクティブな友人たちがここを訪れ、癒されて帰られるそうです。宿泊施設も建設中で、完成したあかつきには、フィリピンのリーダー養成のために、「グローバル・アンバサダー・プログラム」のようなことを、このファームで展開されるそうです。1年後の完成がとても楽しみです。



 
(メンター、メンティーたちとのランチ。左から2番目の女性がマーシーさん)

そして、プログラムの間、優しい笑顔でずっと温かく私たちを見守っていた、バンクオブアメリカの今回の「グローバル・ウーマン・プログラム」マネージャーで、CSR役員であるPamela D. Seagle(パメラ・シーゲル)さん。
パメラさん、実はあの「ハドソン川の奇跡」として知られる、2009年に起きた飛行機事故(飛行機のエンジンが停止したにも関わらず、ニューヨークのハドソン川に着水し、乗員乗客約150名全員が助かった)のサバイバーのお一人でした(余談ですが、クリント・イーストウッド監督が昨年「ハドソン川の奇跡」のストーリーを映画化すると発表していましたね)。



 

今回、東京のグローバル・アンバサダー・プログラムに選ばれた11名の女性リーダーたち。みなさん個性的で人間味溢れる方々ばかり。メンターや各セッションのトレーナーたちから受けた激励、アドバイスは、日々奮闘している女性社会起業家にとって、“プライスレス”な経験となりました。



 
(キャロライン・ケネディ駐日米大使邸でのウェルカム・レセプションにて)

自分のNPO活動を通して支援している人たち、または会社の顧客のこと、自分の団体のスタッフ、そして自分の家族のこと、自分以外の誰かのために行動を起こし、常に忙しく、外に気を配り続けているリーダーにとって、1週間集中して、自分がしてきたことを認めてもらい、これから実現したいことについて勇気づけられ、一緒になって親身に悩みを聞き、解決策を考えてくれる存在がどんなに、貴重だったことでしょう……。

今年は「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)」が国会で制定され、安倍首相も「すべての女性が輝く社会づくり」を推進しようと積極的に“ウーマノミクス”を唱え、改めて日本女性の社会進出の低さが問題提起されたように思います。

世界経済フォーラム(WEF)が発表した「The Global Gender Gap Report 2015」によると、男女平等(ジェンダー・ギャップ)指数ランキング(2015年)で、日本はなんと101位。
ちなみに、男女の格差が最も少ない国は前年同様アイスランドで、以下、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、アイルランドと北欧の国なのだとか。

国際労働機関(ILO)の女性の管理職比率の国際比較の調査(2013年)によると、就業者に占める管理職の割合は、日本はわずか2.4%でした。

いろんなデータを見るにつけ、日本は他の先進国に比べ、本当に女性リーダーが少ない国。 

行政やNPO、企業のCSR活動など、今回の「グローバル・アンバサダー・プログラム」のような、女性リーダーを支援する様々なプログラムが今後日本でも増えてほしい、と願っています。

このようなプログラムを通じて支援を受けた人は、いつか素晴らしい結果を残し、自分も先輩リーダー、メンターとして、次世代の後輩リーダーのために惜しみなくシェアしたいと思うものです。この先輩、後輩の女性リーダーたちの循環の連鎖が、日本にも世界にもさらに広がり、根付いていくことが、世界的な女性の社会進出につながっていくと思っています。



 
(メンター、メンティーたちと一緒に)

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林 民子

NPOソーシャル コンシェルジュ主宰。ジャンルを超え、社会貢献度の高いヒト、モノ、サービスをより魅力的により多くの人へ広めるための様々なプロジェクトをプロデュース。少数民族の貧困解決を目指し、上質のヤクという素材にフォーカス...

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