年下彼氏を「めんどくさい」と感じる瞬間。年上彼女の本音は?
かわいくて素直な年下彼氏。でも、ときに「めんどくさいな」と思うことも……!? めんどくさいと感じる理由は? 年上彼女、年下彼氏のリアルな本音を聞きました。
年を重ねると、今まで恋愛対象ではなかった年下の男性が魅力的に感じるようになるタイミングがあります。「いとおしい」「応援したい」といった、母性本能に近い感情を抱くようになった……という声も。
実際、年下彼氏と付き合っている女性も多いですが、時に若さゆえのこじらせや自意識過剰さに「めんどくさい……」と思ってしまうことも多いようです。今回は、年下彼氏を「めんどくさい」と感じてしまう瞬間について考えてみました。
■年下彼氏の「めんどくさい」と感じるところ
年下彼氏をめんどくさいと感じるのはどんなときなのでしょうか。
1.甘えん坊で子どもっぽい
年齢が若いからだけではなく、年上の女性を好きになる男性の多くは、甘えん坊だったり、マザコン、シスコンだったりすることは少なくありません。いつも褒めてあげたり尊重して気を遣ってあげたりしないとすぐにむくれる……最初はかわいいと思っていても、忙しいタイミングなどに“構って攻撃”をされると、次第にめんどくさいと感じてしまうことも。
2.友達付き合いが若い
たとえふたりの関係が上手くいってはいても、彼の友達付き合いは若い世代ばかり。当然、話題や価値観も友達に引っ張られ、知らないうちにふたりの価値観の差異にまで侵食していくことも……。気が付いたらお互い同世代の友人とばかり会っていて、ふたりの時間が少なくなっている……ということも多いようです。友達付き合いによる影響から、ふたりの価値観のすれ違いが大きくなっていく可能性も。
3.感情的な言動にイラっ
年齢を重ねれば、感情に動かされず、大人としての生き方も身に付いてくるもの。その一方で、自分の感情のおもむくままに行動する年下彼氏と付き合うと、次第に疲れてしまうこともあります。素直な感情表現を「いとおしい」と思えることが年下彼氏と相性のいい女性の特徴ではありますが、自身の心に余裕がないときは、感情的で子どもっぽい年下彼氏の言動にうんざりしてしまうタイミングも。
4.趣味が合わない
世代が違えば、ファッションや音楽に対する趣味も違います。買い物に行っても食事に行っても、「ここのお店寄っていもいい?」と言い出せなかったり、食事を食べて「おいしい」と思うタイミングが違ったり。自分とはどこか価値観が違う。自分が合わせなければならない……次第にそのことが重荷になってくるということもあります。
5.経済的に不安定
自分よりも年下であるならば、社会人経験も少ない分、経済的な余裕に差がある……というのは仕方がありませんが、昨今の若い世代の一部には、出世やお金に興味を持たず、組織や会社に所属しないで自由に生きていきたい人が増えているようです。経済的に支え合い、将来を考えられるのなら別ですが、この先も年上女性が支えることになったら……と思うと将来が不安になりますよね。「夢を応援したい」という気持ちと「安定したい」という気持ちのはざまで揺れ動くのも“あるある”です。
■【年下彼氏の声】年上彼女の「めんどくさい」と感じるところ
逆に年下彼氏が年上彼女に対して「めんどくさい」と感じる瞬間もあるようです。
1.口うるさい
経験が豊富な年上女性は、気をつけていないと「ああしたほうがいい」「それはやめておいたほうがいい」と彼の人生を先回りして助言をしてしまいがち。たとえそれが愛からくるアドバイスだったとしても、若い彼からすれば、口うるさい小言どころか束縛と感じかねません。自分が彼と同じ年齢だったときのことを思い出し、グッと我慢して、年下彼氏の成長を見守ってあげるのも年上女性のたしなみかもしれません。
2.体力がない
「最近疲れやすくって」「今日は、家でゆっくりしない?」
若く、気力のあふれる年下男性から見ると、年上女性がふともらす体力の低下に物足りなさを感じてしまうこともありそうです。旅行や休日のデートだけではなくセックスにおいても、年上女性は年下彼氏のようにアグレッシブにはいきません。いつの間にか、影で年寄り扱いされてしまっていることも……。
3.経済的に優位に立たれる
食事のお会計やプレゼントを渡すシチュエーションで、年上女性のほうが経済的に余裕があるケースもあります。そのことに対して、次第に劣等感やいたたまれなさを感じてしまう年下彼氏もいます。たまには自分がごちそうしたりプレゼントをしたりして彼女を喜ばせたいのに、「大変でしょ、私が払うから」のひと言でプライドを傷つけられてしまうことも。年上だったら、経済的に差があるのは当たり前。だからこそ、男性としての彼氏の気持ちを思いやってあげることも大切です。
4.結婚をほのめかされる
年下男性にとってはまだまだ先のこと……と考えている結婚も、年上女性からすれば切実な問題。まったくその覚悟がないのにしきりに将来のことを切り出されると、次第に重くなり、自分の人生が年上女性のために利用されているのでは……と感じてしまう年下男性もいます。そういったことを一切表に出さず、結果的に人生のパートナーに選んでもらえるためにはどうすればよいか、冷静に考えて行動しましょう。
5.子ども扱いされる
女性側にはそんなつもりはなくても、「◯◯くんは若いから」とか「まだまだだね」といった無意識のマウント取りが、若い男性のプライドを傷つけることも。年下であるということよりも、恋人である、ひとりの男性であるということを優先して向き合わないと、次第に彼の心は離れていってしまうかもしれません。
■【「めんどくさい」への対処法】年下彼氏と上手に付き合うためには?
もっとも大切なことは、自分にも彼と同じ年齢のときがあった、ということを常に頭におくことです。イラッとしたり、大人げないと思ったりする年下彼氏の行動に遭遇したとき、かつて自分もそうだったということを思い出すこと。年上だからといってすぐにマウントをとったりお説教したりすると、いつの間にか自分が彼にとってめんどくさい存在になります。
一方で、自分が彼と同じ年齢だった頃よりも、今の若い男性の一部が個人主義化し、人との関わり合いや集団での立ち回り方を苦手としている……という見方もあります。世代間の差は、なかなか埋まらないもの。自分の価値観を押し付けるよりも、若い世代の価値観を理解し優しく接することで、彼と同世代の女性からは得られない安心感を与えてあげることが重要かもしれません。
それでも、時には厳しく、年上として接しなければならないときもあります。彼を傷つけすぎず気付きを与えてあげることはもちろんですが、女性自身も年上のメンターや同世代とのかかわり合いを大切にし、彼氏と一対一で向き合いすぎない精神状態をつくっておくことも大切になってくるかもしれませんね。
■寄り添い理解しながら、年下彼氏と素敵な関係を築こう
年下彼氏がめんどくさい……。そんな感情は、年齢を重ねたからこそ湧き上がってくるものなのかもしれません。彼と同じ年齢だった頃の自分がそう簡単に自身を変えることができなかったように、まずは寄り添い理解をしながら育てるような気持ちで付き合えば、むやみにイライラすることも少なくなります。
「若気の至り」という言葉がありますが、「自分も昔こんな感じだったな」という気持ちをもって「めんどくさい」よりも「いとおしい」という気持ちを大切にするようにしたら、年下彼氏と素敵な関係を築けるのかもしれません。
恋愛ライター。LINE記事を得意とし、自立した女性へ向けた恋愛記事を多数執筆。