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【セフレから本命になる方法】“体験談”から紐解く結婚までのロードマップ

セフレだったはずが、関係を重ねるうちに心も満たされたいと願うように。セフレから本命になる方法ってあるの? その答えは、ズバリ「あります」! 数々の体験談を元に、セフレから本命に昇格するテクニックをご紹介します。

【セフレから本命になる方法】“体験談”から紐解く結婚までのロードマップ

セックスフレンド、通称〈セフレ〉は恋愛感情が介在しない、身体だけの間柄のこと……とはいっても、人の心はそう単純ではありません。関係が始まった当初は身体だけの関係だと思っていても、関係を重ねるうちに心も満たされたいと願うようになることもあるし、そもそも「セックスをすれば付き合えるかもしれない」と思ってセックスをしたのにセフレとしか扱ってもらえないということもある。

理由はどうであれ、もしもセフレから本命になりたいと思った場合、それを叶える方法はあるのでしょうか。

■私、元セフレと結婚しました

第一に、セフレから始まった関係の女性を、男性は恋愛の対象として見るようになることはあるのでしょうか。ズバリ、あります! というのも、実は筆者と現在の配偶者である夫も、元はセフレの関係からのスタートでした。

最初はそれぞれ、別に付き合っている相手がいる状況だったのですが、なんらかの事情があってまずはセフレ(現在の夫)が当時お付き合いしていた彼女と別れ、次に私も、すでに関係が行き詰まっていた同棲中の彼氏と別れることを決めました。

たまたまセフレの本命の席が空いたタイミングに、自らも同棲相手と別れることで、「セフレのままでもいいし本命になることも選べる」という状況を作ったわけです。ただ、その際にひとつだけ気を付けたことがあります。セフレには「私はいま付き合っている相手と別れるけれども、それはあなたとは関係のないことなので気にしないでほしい」と説明をしたのです。

これまでセフレとして、せっかく束縛をし合わないフラットな関係を築いてきたというのに、「あなたと付き合いたくて別れた」というのはバランスが崩れてしまいます。もちろん「本命になりたい」気持ちはあったけれど、ごり押しは性に合わないし、どうせだったら向こうにも「本命になってほしい」と思ってほしい……この作戦が功を成したかはわかりませんが、そのままセフレとして付き合い続けた数カ月後には「正式に付き合おう」と打診され、やがて結婚にまで至ったというわけです。

もちろん私のやり方が必勝法というわけではありません。けれども、今回調査した中でも

彼女と別れたのでそのまま後釜に入った」(42歳/主婦)

相手が離婚した(理由は私とは無関係)ことがきっかけで、急に本気になってこられた」(年齢・職業 不明)


といったケースが。セフレが恋人と別れたタイミングは、本命昇格のチャンスであることは間違いないようです。

とはいえ、セフレがフリーになるのをただ待っていたところでそれがいつかなんてことは誰もわからないし、本命になれるという確約もありません。では、他にどういった方法が有効なのでしょうか。そこで今回、取材を通じて集めた「セフレから本命になった」というテクニックをご紹介します!

■セフレから本命になるためのテクニック

1.連絡はマメにする

気心の知れた間柄でありつつも、“重くない関係”がセフレの醍醐味。ゆえに、どれくらいの頻度で連絡をするのがいいのかは悩ましいところ。セフレから本命となった成功者たちはどうしていたのでしょうか。

LINEは毎日。おはようからおやすみまで。常に気にかけていることをアピール。重くなり過ぎないように連投し過ぎないように、バランスに気をつける。(45歳/会社員)


LINEや電話はマメにしました。遠方の方なのですが何度か会いに行きました。こちらはもともと遊びのつもりでしたが、めっちゃ本命にされて割と困っております。(38歳/フリーランス)


セックス中は好き好き言う。それ以外のときもスキンシップ多め。連絡は当たり前のように毎日。で、相手からのレスポンスは待たない。この流れに乗ってくる人は落とせます。(42歳/会社役員)


こちらから連絡しない! とか変なマイルールを決めてしまうと逆にそのことばっかり悶々と考えるので、スパッと要件を連絡して放置、みたいに自分主導でメリハリをつけると疲れない気がします。本命になれるかどうかはわからないですが、単に自分の心身健康法です(笑)。人の心はコントロールできないので、自分にかまける方が有意義かな。(28歳/音楽家)


連絡についてはマメにするのがコツのようです。また、たとえ先方からレスポンスがこなくても気にせず待たない。「連絡がこない」と鬱々とするのは精神衛生的にあまりよくないし、度々の追撃連絡は、相手にはプレッシャーしか与えられないのは当然のことです。

2.セックス以外の魅力を伝える

ホテルで待ち合わせてホテルで別れる関係から本命になるということも、まったくないとは言い切れないけれど、なかなか難しそうな気がします。それよりもセックスフレンドの“フレンド”の部分を利用して肉体交流以外の関係も育むと、より本命への近道に。

共通の趣味で遊びに行く。話をする。気が合わないとお互い本命になろうとかなりたいとか思わない。自分自身の時間を大切にして頻繁には連絡しない。(42歳/主婦)


デートとか仰々しい感じではなく、例えば新しくできたスポットや話題の映画に誘うなど、友達同士遊ぶという雰囲気で、ホテルで誘う以外の時間を増やしていく。なんなら家に誘ったり、家にも遊びに行く。やがて泊まるようになり、『これって付き合ってるようなものじゃない?』という雰囲気に持っていった。(32歳/教育)


会話にユーモアを交え、相手の冗談にうまく乗っかり、話を膨らませて、相手に『この子といるときの自分は面白い』という空気を作った。かなりモテる人だったけど、周りの女性が彼の話に受け身で、話を聞いてニコニコする子が多かったので、自分は『彼の面白に微笑むだけじゃなくて、一緒に面白を作る!』という戦略で近付いた(おもしれー女的なポジション?)。あとは、彼の知人とも仲良くして、彼なしの飲み会とか集まりにもよく参加した。彼だけを狙ってる、重い感じを出さなかった。(30歳/デザイン系)


「本命にしたい」ということは、セックス以外にも魅力を感じてこそ。ゆえに上手にアピールすべく“服を着て会う場”をどう作るかがポイントとなってくるようです。

3.自由でいる

本来、セフレは束縛や嫉妬はなしの関係。ゆえに「別の相手といてほしくない」と感じさせることができれば、本命昇格の手助けになることも。

相手への好意は伝えつつ、あくまでもセフレなのでお互い自由にしていいし、他に好きな人ができたらこの関係は終わるというルールでいいよね、としっかり確認していました。実際は他にセフレがいた訳ではないし、特に匂わせ行動などもせずに過ごしていたのですが『明日の飲み会は男の人もいるの?』『友達と海に行くって言ってたけど女の子だけで行くの?』と質問してくるようになりました。『うん、飲み会は男の人も来るよ』『〇〇ちゃんの彼氏が車で海連れて行ってくれるってさ』と正直に答えていたら、最初は『そっか~』という反応だったのに『俺とも海行こう』と言い出し、最終的には『男の人がいる飲み会に行くって聞いたときになんか嫌だなと思った』とまで言われたので、『私にそれを言っていいのは彼氏だけ』と伝えたら『だから!そういう意味!』と半ギレで告白され付き合うことになりました。(35歳/占い師)


7年待ちました。始めは付き合ってほしいオーラ全開にしていましたが、彼女はいらないと言われたので私も結局遊びまくって、それらのどれもを包み隠さず話すよう(というか愚痴吐き相手)にしていたら、向こうからも特別感を出してくるようになり最終的に付き合おうと言われました。(30歳/専業主婦)


一途に追いかけるよりもマイペースに好きに過ごすほうが、セフレ側にとっては気になる存在になるのかもしれません。

4.セフレの関係を解消すると告げる

セフレ関係をすっぱりと断ち切る覚悟で、このままの関係を維持するつもりはないことを告げることで、「手放したくない」と相手方に決意させる方法です。

付き合う気がないならもう会わないと、はっきり言う。(25歳/会社員)


都合のいい関係が嫌になり、ブロックした。週末になると家に来て相手から『俺どうしたらいい?』と言われ、私が『じゃあ1週間だけ付き合う』と言ったら『1週間だけは寂しすぎるから』という感じで、私に捨てられないようになし崩しで付き合った。3カ月後くらいには立場対等になり同棲生活ができました。(25歳/女王様)


というように、「別れる/もう会えない」という現実を急に突き付けられることで、焦りを覚える場合もあるようです。無論「じゃあ、さようなら」と別離になるリスクもありますが、「本命になりたい」と願いながらもだらだらとセフレで居続けるのは、不本意だしつらいこと。ダメならダメで次に行けると自らを奮い立たせて、いざ!

■セフレから本命になることが必ずしも幸せなのか

さて、いくつかセフレから本命になるテクニックをご紹介しました。が、

関係を持ち始めてすぐの頃にその旨吐露したところ、『君と一緒になるつもりはない』と言われ、その目を見て悟った。結局本命になれるかどうかはこちらの意思や努力に関係なく、相手の人格によるところが大きいと思う。(37歳/派遣ライター)


最初から身体の関係になってしまったから、が大きな原因ではあると思うが、その彼は以前、身体の関係から始まった人とちゃんと付き合っていたことがあると本人から聞いた。それを踏まえて私自身の敗因は、『会話でずっと受け身だったこと』『連絡が重すぎたこと』かなと感じる。あとは、身も蓋もないけど彼のタイプではなかったのかなとも思う。(22歳/公務員)


というように、どう努力しようと本命に昇格できない場合もある。

が、そもそも本命に昇格するのが幸せなことなのでしょうか。もちろん、「本命になりたい」というのならばそうなるに越したことはありません。ですが、いざ付き合ったら価値観が合わなかったり、互いの生活スタイルに齟齬が生じた場合、せっかく身体の相性が合う相手を手放すことになってしまうのです。

セックス=恋愛=結婚という形が崩れつつある現在、セックスがピッタリ合う相手とはどういった関係性がベストなのかをまずは考えてみましょう。それでも「セフレから本命になりたい」と思ったのならば、行動あるのみ!

※ こちらは2021年6月22日に公開した記事内のリンク切れなどを修正したうえで再掲載したものです。

大泉 りか

ライトノベルや官能を執筆するほか、セックスと女の生き方や、男性向けの「モテ」をレクチャーするコラムを多く手掛ける。新刊は『女子会で教わる人生を変える恋愛講座』(大和書房)。著書多数。趣味は映画、アルコール、海外旅行。愛犬と暮...

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