【40代コーデ】冬コート選びの虎の巻。5つの疑問に答えます!
コートを一枚だけ選ぶなら何色? 着太りしないコートとは? そんな素朴な疑問にパーソナルコーディネーター®の木村えりなさんが答えます。仕事柄、多くのコートを所有している木村さんならではのシンプルかつ的確なお答え。必見です。
Q1.もし一枚だけコートをもつなら何色がいい?
A.一枚にしぼるなら、ベージュがおすすめ!
STUNNING LURE
私は仕事柄、コートをとてもたくさんもっています。白、ベージュ、カーキ、ミントグリーン、水色、オレンジ……。シューズやバッグに合わせてコートを決めたいので、コーデ写真をたくさん撮ったり骨格のコラムを執筆するために、いろいろなコートを購入したりしています。
その中でもとにかく合わせやすいのがベージュです。ベージュは優しい雰囲気にもなりますし、上品な雰囲気にも仕上げてくれます。洋服にも合わせやすく合わない色がひとつもないので、ベージュは万能カラーだといえます。
ちなみに、私がもっていない色が黒です。黒色のコートをもっていない理由は、ふたつあります。ひとつ目の理由は黒は何色にも合わせやすいですし汚れが目立たない色なので「合わせやすく使いやすい」というイメージになりますが、黒のコートを着ることで全体の印象が重たく暗くなってしまいがち。
もうひとつの理由は、洋服で黒色のものを選ぶことが多く、黒の洋服に黒のコートを合わせてしまうと全身黒になってしまうので、黒のアイテムは洋服で用いてコートは明るい色を着るようにしています。
Q2.着太りしないコートってありますか?
A.縦のシルエットを作れるハリ感のある素材のものを選ぶことをおすすめします。
spin the earth
コートって白色を選ぶと「膨張して見える」というイメージがありますが、白でも身体に沿ったハリ感のある素材を選ぶと「膨張」を避けることができます。
たとえばこのコートのように、白色のコートだとしても生地が厚手でハリ感のあるものはスッキリと見せてくれます。また、インナーの色と同色にするのも私は好きで、よく白のニットに白のコートを合わせています。そうすることで色に統一感ができて着太りを避けることができます。
逆に、着太りして見えてしまいやすいのが、フワモコした素材のコートです。このコートのようにフワモコしたコートは横に広がりがちなので「縦のシルエット」を作りにくくなり着太りしやすくなります。
Q3.色コートって飽きそうだと思うのですがいかがでしょうか?
A.色コートは「自分らしさ」を楽しむものなので飽きません。
※ 海外で見つけたコート
色コートって飽きそうで、買うのを躊躇してしまうという声をよく聞きます。確かに色アイテムってベーシックアイテムに比べて記憶に残りやすい色なので「またソレ?」って思われてしまいそうな……心配はありますよね。
でも、わたしはそうは思いません。むしろ、「またソレ?」って思われてしまうくらい印象に残せる色は「私らしさ」を感じてもらえる色でもあるので、ぜひ好きな色のコートを一枚楽しんでみてくださいね。
Q4.カジュアルコーデが好きなのですが、どんなコートがおすすめですか?
A.上品カジュアルにアップデートできるエコムートンのコートがおすすめです。
STUNNING LURE
私は毎シーズン、「STUNNING LURE」でコートを新調しています。その中でも好きなが、エコムートンのシリーズです。今年は少しチャレンジしたいと思い水色を購入しました。
私自身カジュアルコーデが好きなので、ワンマイルコーデは9割がたデニムです。デニムコーデにエコムートンを合わせると特別感があってとても好きです。カジュアルな日だからこそ、ワクワクするコートを合わせてみてはいかがでしょうか。
Q5.薄手のコートのときはどうしていますか?
A.UNIQLOのインナーダウンを着ています。
fifth
以前のコラムでもお届けしたのですが、秋に購入した少し薄手のコートのときはインナーダウンを着ています。
最近販売しているコートは裏地がついていないものもあります。fifthのコートをいくつか購入したのですが、fifthのコートは裏地がついていないので今の時期に一枚で着るのは寒い……です。ですので、必ずUNIQLOのインナーダウンを着るようにしています。
白やベージュのような「馴染みやすい色」を選んでおくと、どんなコートにも合わせやすくとても便利です。おそらく年始からいろいろなブランドでコートがセールになると予測しています。もし、薄手のコートで素敵なものがあってもインナーダウンがあれば真冬でも十分に着られます。
今回は冬のコート選びのコツを5つお届けさせていただきました。2021年冬のコーデがもっと素敵になる参考に少しでもなりましたら嬉しいです。