マスクでも鏡を見るのが楽しくなる。目元をきらめかせてくれるアイメイク関連アイテム
マスク姿で外出するのがスタンダードになり、口元のメイクを楽しめないことに物足りなさを感じている方も多いはず。それならば代わりに、目元をとびきりきらきらにしましょう! 美容ライター・一藤さんイチオシのアイメイク関連商品をご紹介します。
マスク生活もゆうに半年を突破し、最近唇に塗るものといえばもっぱら「ほてリップ」(去年ストック買いしていたもの。ひと塗りで血色感と唇のハリ感を同時に最上の状態に持っていく優れモノだが期間限定商品なのだ)オンリーになりつつある。お気に入りの口紅も最近はキャップすら開けていないし、UZUの新作リップスティックも現物すら見に行っていない始末。
これじゃあ心の潤いがソシャゲに頼りきりになっちまうな! それも最高では!? となってしまいそうなお友達に、毎日鏡を見るのがちょっと楽しくなるアイメイク関連の商品を今回は紹介していこうと思う。口元におめかしできないのなら目元をきらきらしくすればいいのよ!
■まつ毛と一緒にバイブスもブチ上がる、まつ毛パーマ
アイメイク関連の商品を紹介していこうと思う!(ドン!)とはなんだったのか……と担当編集T氏も頭を抱えていそうだが、ここは素直にごめんなさいしてまつ毛パーマの話に移ろうと思う。
というのも、マスクをした状態で日々生活をしていると呼気のせいでアイメイクはことごとく溶け、夏のひまわりのようにぐんと上を向いていたまつ毛も半日で茹で過ぎたパスタのごとくテロッ……と萎えてしまうじゃないですか。
ということで、「とりあえずまつ毛はプロの力技であげてみるか!」とこれを機にまつ毛パーマをあてることにした。マツエクはお手入れがけっこう面倒だ(たとえば、専用のクレンジングを使わなきゃいけないとか)と集合知ツイッターで伺ったので今回はまつパーです。
お店は、「○○(地名) まつ毛パーマ」で検索して一番上に出てきたところに決めました。完全にグーグル神のお導きですね。
するとどうだろう! 40分程度の施術を経て、大人が書いた達筆な平仮名の「し」のようだった私のまつ毛がゴリゴリにブチ上がってるギャルが書くアルファベットの「C」に大変身しているではないか。これが劇的ビフォーアフター……、まつ毛が上がり過ぎてすっぴんなのにいつもより目が1.2倍くらい大きく見える。まつ毛と一緒にバイブスも上がりっぱなしよ。だっていつ鏡を見てもまつ毛がぎゅいんぎゅいんに上がってる! マスクの呼気にもまったく負けない! 今なら背中に薔薇だって背負える気がするわ……。
集合知ツイッターを拝見すると、まつ毛パーマは施術後まつ毛が痛むのでまつ毛美容液を塗布するのがいいらしい。ちなみにパーマを受けたサロンでも専用のまつ毛美容液をおすすめされたけれど、パーマ代より高くて恐れ慄きお断りしてしまった。帰りにロフトでアンファーの「スカルプD まつ毛美容液」を購入して塗っていますが、1カ月経った今もまつ毛は元気よく空目指して立ち上がっています。パーマの持続力はけっこう長いのですね。
施術料も3500円~5000円程度と美容院に1回行くのと同等のお値段ですし、なによりまつ毛とともにバイブスが爆上がりするので、個人的にこのマスク時代まつパーをあてるのはかなりおすすめです。
■LAURA MERCIER キャビアスティックアイカラー RUSH
まつ毛をぐいと上げると目に光が入って黒目がきらきらと見えるのですが、ここで引かずに追い光しよう! 物理(ラメ)でな! ってことでおすすめするのが、
ローラメルシエのキャビアスティックアイカラー RUSH。
このRUSHはベースの色味がまず最高だ。
スキントーンが自然に深くなるような渋めのモーブピンクでまつ毛のきわから2~3㎜程度引くと、その部分に色っぽい影を足してくれる。そんな素敵なベースにフェアリーゴッドマザーが「Bibbidi-Bobbidi-Boo!」と限界ぎりぎりまで偏光ラメをぶち込んだ……、そんなアイカラーです。こんなの己の中に眠っていたプリティープリンセスも目を覚ましちゃうよね……!
偏光ラメは角度によって、フェアリーゴッドマザーの杖から漏れだしているあの魔法の輝きのようにちらちら青く光るので、アイライナーと同じように使用したとしてもその存在感は抜群。
普段使いにするならば、下まぶたのちょうど黒目の下あたりにちょん! と乗せるなどと範囲を限定した方が「おっと今から叶姉妹とラスベガスですか?」というような失敗はしにくいだろう。差し色ならぬ差しラメとして使うと普段のメイクにも取り入れやすいんじゃないでしょうか。「いや! 我こそはベガスの化身!」って方はアイホール全体に塗り広げて、瞬きのたびにスーパーノヴァを起こしましょう。今は時期的に難しいですが、フェスだったりテーマパークに行くときだったりのメイクにぴったりですよ! 妖精の燐光のような幻想的なラメは休日メイクにばっちりはまります。
またこのアイカラー、これほどぎっちりラメが入っているのにまったくといって引っかかりがない。自分の指でまぶたを撫でるより、このアイカラーでまぶたに色を乗せているときの方が摩擦が少ない気すらする。そんな柔らかいシルクのような使い心地なのに、このアイカラーは色も落ちないしラメも飛ばない。不動。まぶたの上で時が止まったかのような発色が続く。
私は奥二重なのでよく二重幅にアイシャドウが溜まるのだけれど、このキャビアスティックアイカラーはそれがない。まさに「世界(ザ・ワールド!)」状態である。
フェアリーゴッドマザーの可憐さとDIOの屈強さを兼ね備えたマスク時代に必携のアイカラー、それがローラメルシエのキャビアスティックアイカラーなのです。
■M・A・C プレッププライム24アワーエクステンドアイベース
ローラメルシエのキャビアスティックアイカラーはまぶたの上で微動だにしない時止め系アイシャドウであるが、すべてのブランドがそこまで屈強なつくりはしていないのも事実。
「このアイシャドウ、色もラメも可愛いんだけれど使ってたら顔中にラメが飛ぶんだよね……」
「塗りたては綺麗なのに時間が経つと二重幅に溜まって汚く見える……」
「マスクの呼気でどうしてもヨレちゃうぞこれ……」
こんな悩みをひと塗りで解決してくれる商品が、M・A・C プレッププライム24アワーエクステンドアイベースだ。
さらっとしたクリームはほんのり桜色をしているが、まぶたに伸ばすと色は消えてしまうのでどんなカラーのアイシャドウとも合わせられて使いやすい。そして、どんなアイシャドウもDIOのザ・ワールドを食らったがごとく、塗った直後からぴくりとも動かなくなるのだ。発色もラメも8時間はお利口のままである。まぶた限定でDIO超えちゃってるとんでもないアイベースだ。当然、マスクの呼気にもびくともしなくなるぞ。
ちなみに塗ったあとすぐにアイシャドウを塗らず、少しベースをまぶたになじませサラサラになってから塗るのがポイントだ。1分くらい待てば十分かな。それにサラサラの質感になってからアイシャドウを乗せた方が物理的に塗りやすいですしね!
と、これを読んで「よっしゃ~私もまぶたにザ・ワールドかましちゃお~! 明日M・A・C行くで~!!」となった方の半数くらいは、アイベースの実物を見てその小ささに驚き「え、これで3630円か……なんて購入に勇気がいるサイズなの……!」となると思う。ぶっちゃけ私がそうだった。絶対買う! 今日はこれしか買わぬ! と決意して行っても小ささとパッケージのシンプルさにちょっと買うの躊躇ったもの。
でも、1回で使う量はこれくらいでコスパは抜群ですし、なによりどんなアイシャドウにもデパコス並みの発色と耐久性を付与してくれるバフ配る系の万能サポーターなので、アイシャドウを普段から使う方はぜひ一度使ってみて損はないアイテムですよ!