保存版【UNIQLO】名品! EZYアンクルパンツを美しくみせる着丈とは?
土曜日のファッションコラムは、パーソナルコーディネーター®の木村えりなさんが担当。プチプラアイテムを使った大人上品コーデをご紹介します。数あるプチプラ名品のなかでもひときわ目立つ「UNIQLO(ユニクロ)」のEZYアンクルパンツは、着丈を少し調整することでさらに美しくアップグレード! 詳しく解説します!
「UNIQLO(ユニクロ)」の名品といえば、「EZYアンクルパンツ」です。2990円(税別)で美シルエットが手に入るので、私はこれまでに白色、黒色、ネイビー、グレンチェック、デニムを愛用してきました(白色、グレンチェック、デニムはシーズンアイテムだったためいまは販売されていません)。
昨年までは「EZYアンクルパンツ」ではなく「スマートアンクルパンツ」として愛されてきたのですが、今は「EZYアンクルパンツ」にアップデートされデザインや素材が大きく変わりさらに魅力が増しています。
そんな「EZYアンクルパンツ」ですが、じつは「着丈」を意識するともっと素敵な美シルエットが手に入るのです。意外と「着丈を調整せずにそのまま穿いている」という方が多いようなので、今回は新調したEZYアンクルパンツの着丈で長さのバランスを見ていただけますと嬉しいです。
■159cm×Sサイズのアンクルパンツの着丈について
159cm(正確には158.5cm)、脚はそれほど長くない……。
そんな私のパンツシルエットなので、みなさんにわかりやすくお伝えできるか正直不安はありますが、少しでも参考になりましたら嬉しいです。
また、私が購入しているのは「丈標準64〜66cm」です。背が高い方用に「丈長め71cm」というものもありますので背の高めの方にはそちらをおすすめします。
1:着丈調整なし
まず最初に、私の最愛パンプス7cmヒールのものとEZYアンクルパンツを合わせてみました。このパンプスはベージュでさらにメッシュなので脚がとても綺麗に見せてくれます。
このパンプスと合わせた場合は着丈のもたつきが少しあるかな、くらいの見た目です。
次に、今の季節にとにかく履いてしまう「SESTO(セスト)」のプチプラサンダルと合わせてみました。このサンダルは5cmなので、EZYアンクルパンツがもたついてしまい、きれいなシルエットになってくれません。太もものあたり、膝のあたりがダボっとしてしまっていることおわかりいただけますでしょうか?
もう1足、紹介させてください。こちらは今シーズン購入した「FRAY I.D」のフラットシューズです。ヒールがなくペタンコな上にレースアップになっているので甲が完全に隠れます。
このフラットシューズとEZYアンクルパンツを合わせるともたつきももちろん、シューズにパンツの裾が当たってしまいパンツのシルエットがガバガバしてしまう、全くきれいに見えません。
2:5cmカット
こちらが5cm裾上げをした際のパンツです。もちろん、まだ実際には裾上げしてもらっていないので待ち針をうって写真を撮っています。
私はこの着丈がベストかな、と感じました。5cmカットといわれてもピンとこない方の方が多いと思いますが、「くるぶしの上」あたりにパンツの裾がくる着丈です。太もものあたりのもたつきもなくなりストンと下に落ちる美しいシルエットを作ってくれています。
「SESTO」サンダルの際のマイナス5cm着丈も、もたつきがなくなり、きれいなシルエットになりました。ストラップサンダルの場合、ストラップ部分が見えるか見えないくらいか、が「くるぶしの高さ」とのバランスになると思います。このEZYアンクルパンツをマイナス5cmにした際は、ストラップ部分がちょうど隠れる長さになりました。
ちなみに、冒頭の黒色のアンクルパンツはマイナス5.5cmしているのでストラップがギリギリ見えます。またアンクルパンツ自体も「スマートアンクルパンツ」から「EZYアンクルパンツ」に素材などシルエットも変わっているので0.5cmの着丈の差のみならず少しパンツの太さなども変わっているように感じます。
1番わかりやすいのが、フラットシューズとのコーディネートかなと思います。フラットシューズは甲が覆われるデザインなので、パンツの着丈を意識して足首を少しでもバランスよく見せることが必須です。
マイナス5cmすることで足首がきちんと見えてシルエット自体も格段によくなります。
3:7cmカット
最後に、参考のために7cm着丈をあげた際のパンツのシルエットも紹介いたします。
着丈短めの「クロップド丈」のお好きな方はこの着丈でも悪くないかなと思います。ですが私にはマイナス7cmしてしまうと少しバランスが悪くなります。くるぶしが見え、さらに足首もたっぷり見えてしまいます。
もちろん好みの問題なので、このシルエットがNGというわけではありません。5cm着丈詰めをした際のシルエットと、ぜひ見比べていただけましたら嬉しいです。
ストラップサンダルを履いたときは、足首がストラップでカバーされるのでバランスはそんなに悪くないかな、と思います。でも、やはりパンツの着丈がそれだけ短くなってしまうので、脚が少し短く見えてしまいかねないなというのが正直な感想です。
フラットシューズとのバランスもそんなに悪くないかな、と思います。むしろ、スニーカーなどのカジュアルアイテムと合わせるのならこれくらいの長さも良いかなと思ってます。
今シーズンは「着丈長め」がトレンドのシルエットなので違和感を感じやすいのかもしれません。もしトレンドが「着丈短め」になった際はこの長さが「素敵」と感じるのかもしれません!
■EZYアンクルパンツは着丈にこだわって選ぶのが吉!
▼よく履くシューズとのバランスが大切▼
UNIQLOのホームページを見ると、モデルの長谷川潤さんがとても素敵にEZYアンクルパンツを穿きこなしています。このシルエットで穿きたい! と思ってもスタイルが180度違うので残念ながら同じようには着こなせず、拝むことしかできません(笑)。
でも、着丈を調整するだけで「私にぴったりな美シルエットパンツ」に仕上がります。正直、私自身も毎回着丈には悩みます。昨日も1時間ほど奮闘しました……。ちなみに白色のアンクルパンツは4.5cm、黒色のアンクルパンツは5.5cmカットしています。今回は5cmカットに決めました。
ここまで書いてしまうと「結局どの着丈が正解?」と逆に混乱させてしまいそうですが、「くるぶしの上あたり」で「よく履くシューズとのバランスが一番いいと感じる」。そんな着丈にされることをおすすめします。
▼着丈詰めは自宅で&まつり縫いで▼
そして、私の場合は購入してすぐに着丈詰めをせずに、1度自宅に持ち帰りいろいろなシューズとバランスを見てもう一度UNIQLOに着丈詰めのお願いをしに行きます。その方が手間はかかりますが、長くお付き合いする最愛パンツだからこそ少し手をかけた方が満足感が増しますよ。最後に、着丈詰めは「まつり縫い仕上げ」がおすすめです。280円(税別)が別途かかりますが裾が綺麗に仕上がります。
UNIQLOの名品「EZYアンクルパンツ」をぜひお早めにチェックしてみてくださいね。6月25日(※)まで1990円に値下げ中なのでとてもおすすめです。
※ 2020年6月20日時点