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そこのお姉さん、最近笑ってる?

最近、お腹を抱えて笑ったのはいつですか? あれぇ、いつだったっけ。答えに詰まってしまう人もいるのでは。忙しい日々を送っていると、ついつい「笑い」を忘れてしまいがちになってしまうものである。

そこのお姉さん、最近笑ってる?

■忙しい日々こそ「笑い」が大切

忙殺されると心が廃れ、生活が味気なく、鏡を見れば5歳くらい年をとったような自分がいる。

そんな忙しい日々こそ、笑いの重要性について心から実感する。

しょっぱい生活の原因はずばり、「笑い」がないからだと思う。考えてみると単純なことだが、大人になると意外と気づきにくい。

人生を充実させるために大切なエッセンスは、「笑いの数」だと思う。笑っていれば楽しい生活が送れる。単純なことだ。一方で、笑いがなければ精神的にへこみやすい。

笑いが多ければ、きっと人生は華やかになるし、笑いが少なければ人生は枯れていく。

■箸が転んでもゲラゲラ笑っていた時代が私にもあった

忙しさにかまけて、あまり笑っていないのは筆者もそうである。しかし先日、お腹を抱えてヒィヒィ笑う機会があった。学生時代の仲間との飲み、思い出話に花を咲かせたことだ。

女子の中学・高校時代は、箸が転んもおかしい年代と言われている。笑い過ぎて道を歩けないことも日常茶飯事だったし、担任の先生の言動、クラスの男子の粗相、友達のやんちゃな行動。どんなに小さなことでも笑いを生み出す種となっていた。

当時の仲間とあのころの話をすれば、今でも同じように笑えてくる。内輪ネタは永遠の鉄板だ。同席した友人も、笑いすぎてフラフラになっている。

そのときの友人を見て、気づいた。彼女が男や仕事の愚痴を言っているときと比べると、表情が一変。すこぶる若く見えるのだ。お肌ピカピカ、大げさに聞こえるかもしれないが、まるでマイナス5歳肌である。笑いには、人をきれいに見せる効果もあるのかもしれない。

■筆者が想像する、笑いが女性にもたらすもの

「笑い」が人にもたらす効果を軽く調べてみた。笑っているときは、脳内で人に幸福感を与える「幸せホルモン」と呼ばれる物質が出てくるらしい。本当かどうかは知らないけれど、たしかに人間は笑えば笑うほど、幸せを感じる気がする。

ちなみに恋人とキスをするときも、この「幸せホルモン」が分泌されているらしい。今は恋人がいない人たちも、笑うことが恋愛の代用になるかもしれない。

思いっきり笑えば、表情筋などの顔筋も使うし、腹筋も疲れてくる。これはきっとエクササイズにもなる気がする。

■「一日一笑い」のゲラゲラ生活を目指そう

女を30年以上やっていると、嫌なことばかりでめげそうになることもある。でも、そんなときこそ笑うこと忘れずにいたい。

やはり学生時代の友達と会うことが、「笑い」を引き起こすのに手っ取り早い。あのころ笑った内輪ネタで、お腹を抱えて笑顔になる。そこそこ運動にもなるし、気分爽快。翌日もすっきりとした気分で起きられる。

私なんかは高校時代の内輪ネタを、友人とLINEノートで共有する、なんてバカなこともやっている。これならひとりでいても、いつでもどこでも思い出し笑いが可能である。

笑う門には福来る。一日一笑い。冴えない日々、愚痴だらけの飲み会よりも、笑いであふれる時間を過ごしたい。この楽しそうな雰囲気に誘われて、きっといい男も寄ってくるはずだ。

東 香名子

あずま・かなこ。1983年生まれ。元女性サイト編集長のコラムニスト。テレビ・ラジオ出演多数。著書に「100倍クリックされる超Webライティング実践テク60」(パルコ出版)。趣味は鉄道一人旅。

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