“生き生き”とした自分をキープするには、創意工夫をして更新していくことが大事【藤原美智子 連載】
どんなに美人でも、メイクをしていても、荒んだ生活をしていると顔つきに現れてしまう、と藤原美智子さんは語ります。毎日自分を更新して、いつも“生き生き"とした自分に。
私の新著『新しい口紅は寝る前に試す』(講談社)が先日、発売されました。この本の内容は帯に書いているとおり、「大人になったら更新しなければいけない美・衣・食・住のスタイルの作り方」です。
私の職業はヘア&メイクアップアーティストですが、メイクやヘアだけでなく暮らし方や思考なども女性の魅力や美しさに大いに影響すると思っています。
どんなに美しい人でも荒んだ日常を送っていると、そのような顔つきになっていくし、たとえ顔の造りはそれほどでもなくても、日々前向きに考えたり行動したりしている人は、どんどん魅力的な顔つきになっていく。
ヘアメイクとして実際に多くの女性の顔を触っているうちに、そのことに気づいたからです。
私の独断と偏見かもしれませんが、27歳くらいまでは部屋がぐちゃぐちゃでも、電子レンジでチンの食事しかしていなくても、メイクをしてヘアを整えて、おしゃれをして外に出たら、そうした生活もなかったことにできます。
でも、それ以降の年齢になると徐々に生まれ持った顔つきよりも、どのように暮らし方をしているか、どのような思考で日々を送っているかが、顔つきや雰囲気に表れてきます。たとえ、どんなにメイクをしても、素敵な服を着ていたとしても、誤魔化しようがなくなってくるのです。
とはいえ、外見と内面はお互いに影響し合うものですから、自分らしく、あるいは自然に自信が持てるように外見を整えることもとても大事なこと。
そして生きている限り外見も内面も日々、少しずつ変わっていきます。それに合わせて更新していかなければ、いつの間にか“こんなハズではなかった"ということになってしまいます。
そうならないために私自身が心がけているインテリアや食、装い方、メイク、思考、日常をこの本では紹介しています。
そのときどきの自分が納得できるように更新して、いつも“生き生きとした"自分でいられるために創意工夫をしよう、というのが裏テーマです。
とくに「最近、なんだか行き詰まり感がある」という人に手に取ってもらえると嬉しいです!