受け入れると‘ヤル気’も蘇る!【藤原美智子 連載】
梅雨の訪れとともに減退してゆくやる気……。藤原美智子さんが紹介するのは、そんな時のためのやる気回復術。
梅雨の季節ですね。この時期は「髪が膨らんで嫌だなー」とか「雨で濡れるから靴の選択に困る〜」などと、嫌なことや不都合に感じることは多々ありますが、私にとっての一番は空と同じように気分もカラッとせず、なんとなく‘ダルおも〜(体がだるくて、気分が重いという意味です)’という感じになることでしょうか。
それにカツ! を入れるために私がしているのは次のようなこと。
・朝、熱いお風呂にザブーンと入る
・お風呂の中で、手足の指をよくマッサージする
・熱い白湯を飲む
・酸っぱくて辛い酸辣湯をいただく
・硬く絞った濡れ雑巾で床を拭く
・台所やお風呂場などの蛇口を乾いた雑巾でピカピカと光らせる
・机の上には最小限の物しか置かず、スッキリとした状態にする
・車の中で、大声で歌う
・「カーヴィダンス」のDVDを見ながらエクササイズに没頭する
・ダンスミュージックの動画を見てテンションを上げる
などなど。
でも、これらは梅雨の季節限定というよりも日頃からしていることばかり(カーヴィダンス以外)。気分がスッキリとしない、気分を上げたいというときには、さらに意識的にしているということです。
カツを入れる方法は人によって違うと思いますが、大事なのは日頃から、どんなことをしたら自分のやる気が回復するかを把握しておくことでしょうか。何しろ、‘ダルおも’のときは気力も低下しているので、思い出すのも面倒臭いですからね(笑)。
えっ? 気力ゼロだから思い出しても、ヤル気が起きないって? うーん、そんなときは思いっきり、‘ダルおも’気分に「もう十分!」と思うまで、そして後ろめたさを感じずに浸ってみて。
つまり、‘ダルおも’気分に飽きるまで浸るということなのですが、そうすると、その状況に飽きてくる時が自然と訪れる。そうしたら自分流のカツを入れる方法をしてみる。すると楽しいという感覚も蘇ってくるので、気力も復活するというわけです。
私の経験上、努力したり抵抗したりするよりも受け入れちゃったほうが良い時もあるみたい。ヤル気が今いち復活しないという人は、まずは怠惰を楽しんでみては。