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離婚直後の女性を遊び相手にしたがる男性の特徴

協議離婚でも調停離婚でも、配偶者と関係を終わらせるときはネガティブなエネルギーを使います。直後は、ぐったりして心もなかなか前向きになれず、でもひとりの状態がつらいから出会いを求めてしまうという女性もいるでしょう。そんなタイミングで言い寄ってくる男性は下心を抱えていることも多く、うかつに信用しない慎重さも大切です。

離婚直後の女性を遊び相手にしたがる男性の特徴

■マッチングアプリにひそむ「つらい女性の気持ちにつけこむ」男性

39歳のある女性は、夫の浮気が原因で離婚を決意したものの、切り出したら「この程度のことで離婚はありえない」「自分は悪くないと言うのか」と責められ、やむなく離婚調停を起こしました。

最初の調停まで1カ月半もあり、その間に別居しようと行動していると夫から「勝手に離婚を言い出しておいて、出ていくのなら財産は渡さない」など言われ、とにかくつらかったそうです。

調停では、「浮気したのは妻に魅力がないせい」と言い張る夫の主張は当然ですがしりぞけられ、不成立になると高い婚姻費用を支払う義務があるとわかった夫は「手のひらを返したように」離婚を急ぎ出します。「貯金はない」などと言っていた夫でしたが、生命保険の返戻金や退職金の折半などを説得されて渋々払い、なんとか離婚は成立しました。

やっとひとりになれたものの、彼女はすっかり疲れていました。「虚無感がひどくて」と話していた彼女でしたが、話し相手がほしくなり、同じ離婚経験者と出会えるかもと思ってマッチングアプリに登録します。いきなり交際などは考えておらず、まずは友だちとしてゆっくり仲良くなれたら、と彼女は思っていました。

そこで出会ったのが、年上で同じくバツイチの男性。プロフィールで正直に「離婚した直後で今は恋人関係は望んでいません」と書いていた彼女は、男性もそれを理解していいねを押してくれたのだろうと思っていたそうです。相手をしてくれる男性がいることにうれしくなった彼女は、同じくいいねを押してマッチングが成立します。

ですが、いざ一対一で会話がはじまると、男性は「なぜか早く会うように急かしてくる」対応ばかりで、彼女は不安になります。

「俺も離婚を経験したから、つらさがわかるよ。そういうのを、会ってゆっくり話したいと思うんだ」
「メッセージのやり取りだけじゃあなたのことがわからないし、元旦那の愚痴も会えばちゃんと聞いてあげられる」


こんな言葉は、調停で夫に「妻が魅力的なら浮気なんてしない」と言われた彼女には、寄りかかりたい気持ちを起こさせるものでした。確かにメッセージを交わすより会って話すほうが早く、「○○日はどう?」と提案されるとつい乗ってしまいたくなります。
その一方で、彼女は

「私が離婚したばかりで人と会うのは精神的に大変なことは伝えてあるのに、それはスルーされている」
「私のことはいろいろ話したけど、相手の個人的なことはほとんど聞いていない」

ことなどが気になり、「誘ってくださるのはとてもうれしいのですが、もう少しお互いのことを知ってからがいいです」と正直に話しました。

すると、男性からの返信は

「時間がもったいない」
「俺のことは会ってから話すから」
「あなたもひとりで寂しいんでしょ?」


と雰囲気が変わり、自分のことは何も明かそうとしない男性に不審感を抱いた彼女は、結局ブロックしてやり取りを終わらせました。「ただ離婚のつらさをわかりあえる人がほしかっただけなのに。“ひとりで寂しいんでしょ?”って読んだとき、会うのは会話以外の目的があるのかも、と思って怖くなった」

彼女は大きなため息をつきながらこう話していましたが、実際にメッセージ画面を見せてもらうと、そこには“本当に離婚は成立しているのか”“人肌恋しいときはないか”“男性に甘えるのも大事”など、肉体関係をにおわせるものも多数ありました。離婚の直後で心が沈んでいた彼女は男性の言葉を真に受けてしまい、少しずつ「会ってもいいかな」と思うようになっていたそうです。ですが、自分の事情を尊重してくれない対応に疑問を持てたことが、不要な傷を受けずに済んだといえます。

■離婚直後の女性を遊び相手にしたがる男性の特徴

上記のような男性は、マッチングアプリ以外でも耳にします。女性がつらい状態とわかっていて、そこを利用して自分の都合のいい存在にしたがる男性には、どこか不誠実な態度が目立つものです。

遊び相手として女性にアプローチをする男性の特徴をご紹介します。

1.「大変だったね」とは言うけど深い話は聞こうとしない

女性の境遇を聞き、「つらかったね」「大変だったね」とは返すけれど、女性がもっと事情を話そうとすればそこは軽く受け流す。要は、表面的にはなぐさめの言葉をかけるけれど、本気で女性のつらさに寄り添うつもりがないのですね。

深い話を聞いて言葉を返すのは時間がかかるし、また暗い話題ばかりでは自分と会う気も起こらないかもしれない。そんな下心があるといえます。こちらが話したがっているのにそれ以上を避けようとするときは、男性の下心を疑いましょう。

2.「これからのことを考えよう」など女性の気持ちを切り替えようとする

こんな男性がよく吐く言葉に、「つらい気持ちはわかるけど、気持ちを切り替えて未来を見よう」など自分に集中させるものがあります。時間をかけてきちんと話を聞いてくれて、大変だった気持ちも共有できた上でこのような言葉が出るならわかりますが、遊びたいだけの男性はすぐに自分を見ることを要求するのが特徴。

女性に対して「今のままじゃダメだよ」などネガティブなことを言っては、無理に気持ちを切り替えさせようとするのですね。こちらの気持ちを置いてけぼりにしてすぐ自分との関係に目を向けさせようとする男性には、要注意です。

3.すぐに会おうとする

誠実な男性なら、マッチングアプリでも対面で出会った場合でも、まず女性の気持ちを尊重します。お互いについて知り合う会話もしないで会うことばかり要求するのは、そもそもいい関係を築くつもりはないのだと見るのが正解です。

「とりあえず会えばなんとかなる」のように軽く考えている男性ほど、自分のペースで会う日を提案し、拒否すれば「今のままでいいの?」などこちらの不安を煽るもの。

関係の主導権を握られているなと感じたら、一度引いてみることを考えましょう。そこでこちらの気持ちを無視する、自分の都合しか持ち出さないような男性は、誠意ある対応をするだけ無駄といえます。

4.「寂しい」「甘えたい」などスキンシップを求める

女性 離婚

男性の下心を簡単に見抜けるのが、「独り寝は寂しいよね」「ハグとかしたいよね」「甘えられる人がほしくない?」など、スキンシップを求めてくる言葉です。

マッチングアプリのようにメッセージのやり取りしかできないつながりほど、顔が見えないからと男性は遠慮なく送りがち。こちらに安らいでほしいのではなく、自分が満足したいだけの気持ちが透けて見えます。

まともにいい関係を育てたいと思う男性なら、まず肉体関係をにおわせるようなことは言いません。会ってもいないのにスキンシップに同意を求めるようなメッセージを送る男性は、下心があると心得ましょう。

■離婚直後こそ、男性とは距離を置いた接し方が大切

離婚してすぐに出会いを求めるのは、決して間違ったことではありません。ネガティブな関係が終わったのなら、新しい可能性を考えるのは当然であり、男女関係なく認められる権利だと筆者は思います。

ですが、周りを見ると離婚直後のつらい気持ちを利用して都合のいい関係に持ち込もうとする男性は確実にいて、それに女性が泣かされる現実も少なからずあります。せっかく離婚したのにまたダメな男につかまるなんて、絶対に避けたいことです。

心が立ち直っていないときは、新しく出会う男性とは距離を置いた接し方を心がけましょう。お互いに誠意があれば、関係を急ぐのではなくまずは信頼を持てるやり取りをするはずです。

お互いについてきちんと打ち明けられるし、こちらの不安を無視しない。会うならふたりの都合を話し合って納得できる時間と場所を決められるのが、理想的な関係といえます。

寂しさにつけこまれないよう、自衛する気持ちを忘れないことがダメな男を遠ざける秘訣。
新しい恋愛に焦らず、自分の心を慈しむ時間も忘れないでくださいね。

ひろた かおり

37歳で出産、夫と子どもの三人暮らし。何歳になっても恋愛ネタ大好物。恋愛相談家としてこれまで多くの男女から話を聞いてきた経験を活かし、復縁についてのアドバイスや不倫などさまざまな「愛のカタチ」について書いていきます。 人生...

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