【心理テスト】あなたの記憶力診断。保存型? 上書き型? 2/2
A「子どもの頃の思い出」を選んだあなた……特選「記憶力」タイプ
あなたが選んだのは、遠い記憶の中にある夏です。それは、まるで映画のようにノスタルジックなイメージとして残っているでしょうか? それとも、何年、何十年も前のことなのに、昨日のことのようにリアルに蘇る感覚でしょうか? どちらの場合も心の中に、半永久的に保管しておける思い出スペースがあるようです。
わかりやすくいえば、特別な思い出しか残さないタイプといえます。記憶の多くは、うれしかったこと、楽しかったこと、そして、誇らしかったことなのでは? たまに、当時、理解や消化ができなかった思いが引っかかっている可能性もありますが、あなたにとって思い出は、特別セレクトでキープされます。名シーンの連続なのです。
B「数年前の思い出」を選んだあなた……名前をつけて保存「記憶力」タイプ
数年前の夏、何か特別なことがあったのでしょうか? そこから、何回か同じ季節を迎えたのに、思いがすぐに飛ぶことから、あなたの記憶は、グラデーションのように保存されていることがわかります。記憶の時系列に狂いがあり、自分にとってどうでもいいことは、いつあったのか、ハッキリしないはず。時間の概念から外れます。
ファイルの保存に例えるなら、“名前をつけて保存”なのです。あの夏、あのときなど、特別なラベルをつけて、思い出をプールしていきます。スペシャルな体験は色褪せず、他の平凡な時間とハッキリと区別されます。もうすでに終わったことなのに、いつまでも引きずってしまい、ずっと同じ時間に留まっていることもあるようです。
C「今年の夏の出来事」を選んだあなた……上書き「記憶力」タイプ
夏の思い出と聞いて、直近のシーズンを連想したあなたは、記憶を上書きするタイプです。ある意味、今が一番、今日が最高! と素直に感じられるわけですから、人生は、ヘルシーでクリーン、あまり迷うことはないでしょう。ただ、過去にあったことをさらっと流して忘れてしまうため、記憶の蓄積は苦手。懲りないタイプなのです。
いいことも、悪いこともこだわりなく、どんどん重ねていきますから、そのときの状況、気分がすべてになりやすいでしょう。うまくいっているときは良くても、調子が出ないときに落ち込んでしまいやすい点には、気をつけていきましょう。凹んだとき、自信回復の手がかりになるものを飾っておくのがオススメです。
D「歌の歌詞、ゲームや映画のワンシーン」を選んだあなた……紐づけ型「記憶力」タイプ
あなたの記憶は、紐づけられて保存されていきます。懐かしい音楽を耳にして、ずっと忘れていたことを思い出したり、ひとつのキーワードから連想ゲームのように、イメージが広がったりするでしょう。自分では、特に意識していなくても、細かいところまでよく見ているし、感じ取っていて、きっかけ次第で思い出せるはずです。
ただ、少々気がかりなのは、記憶のフックになっているのが、誰かの創作物である点です。完成度が高く、好みにピッタリとマッチしているため、現実よりも作品世界の中にリアルを感じやすいはず。風や光、匂いや音、味わい、五感を使って追体験してみましょう。作品の聖地巡礼など、目的を持って外に出ると、感覚が深まるはず。
■あなたの記憶のクセはどうだった?
あなたは、思い出とどう向き合っているでしょう? 大事な宝物として保存している、終わったこととして処理して、前だけを見るようにしている、あるいは、いつまでも過去にならずに、囚われ続けている、忘れたいのに、フラッシュバックのように過去が戻ってくる……自分の記憶のクセをつかみ、上手に活用していきましょう。
心理テスト監修者プロフィール
章月綾乃
占術研究家、心理テストクリエーター。好きが高じて、占いを仕事に。 占術研究家・心理テストクリエーター。 雑誌やwebにて、占い記事、心理テストを監修、執筆など幅広く活躍。