大人女性のひな祭りの悩み、１位は「人形の手放し方」
ひな人形を所有している20代30代の未婚女性400名に行った調査によると、「ひな人形の正しい手放し方を知っているか」と尋ねたところ、42.5％が知らなかったと回答しました。正しい手放し方は神社やお寺で供養に出すことですが、その知識が浸透していない現実が浮き彫りに。
節句・伝統文化の啓蒙と振興のために活動している一般社団法人日本人形協会は、３月３日の桃の節句を前に、大人女性のひな祭りへの意識について調査すべく、20～30代の未婚女性400名を対象に、「ひな祭りに関する意識調査」を実施しました。
■ひな人形の正しい手放し方、わからない女性が４割
調査では、「ひな人形の正しい手放し方を知っているか」という質問に対し、42.5%が「知らなかった」と回答しました。そして、知らなかったと回答した170名のうち、半数以上が手放すイメージとして「自分の子どもにあたえる」という間違った認識をしていることも明らかになりました。
ひな人形は、手放す際には神社やお寺で供養をしてもらうことが正しい手放し方です。また、ひな人形の由来が自分の厄を移し、祓っていたことにあるために、ひとり１人形が本来の姿です。そのために、ひな人形を譲ることは“いけない勘違い”といえるでしょう。
また、400名の女性のうち７割近くの68.8％が「飾らずに保管していること」も判明しました。そのうち「10年以上保管している人」は77.7%に上り、ひな人形を手放してもよいものなのかわからないという大人女性の悩みがうかがえる結果となりました。
調査結果から、正しい節句の知識はまだまだ浸透していない現実が浮き彫りになりました。2018年は正しいひな人形の知識をもって、桃の節句を迎えてみてはいかがでしょうか？
＜調査概要＞
調査名：大人女性のひな祭り意識調査
調査対象者：ひな人形を所有しており、実家に住んでいる20代30代未婚女性400名（全国）
調査期間：2017年12月5日～12月13日
調査方法：インターネット調査
（お問い合わせ先）
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