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他人の目を気にせず、自分全開で生きていこう

例えば今日着ていく服を選ぶとき、人前で自分の意見を述べるとき、あなたは自分のアイデアよりも他人の目を優先して決定を下していませんか? 本当はこっちにしたい、だけどみんなにどう思われるか……という思いで、自分の願いを後回しにすること。無意識にやっているその選択は、知らず知らずのうちに自分を傷つけているかもしれません。

他人の目を気にせず、自分全開で生きていこう

■自分のファッションを他人に預けない

まずは、普段いかに多くの方が、他人目線で自分の日常を選択しているかについてお伝えしていきます。

たとえば、休日にあなたが身につけるファッション、それは完全に自分の選択と気分によるものでしょうか? これはもちろん、オフィシャルな場面や冠婚葬祭の場にいるなどを除く、あくまでプライベートな場においての話です。

「小さい子供がいるから、動きやすくて楽なTシャツにスニーカー」という意見があったとします。たしかに、それは適した選択だと思います。

ですがそうではなく、たとえば、「近所のママ友に見られてもなんとも思われないように」とか「育児をしているママとして派手にならないように」というような他人目線を前提とした選択を強いられていませんか?

■心の声を無視することは、自分を愛せない原因に

たかが休日のファッションことでと思われるかもしれませんが、こういった他人目線の選択を、私たちは無意識に日常の中でしているのです。

それに対する目に見える弊害を実感することがないために、私たちはついまわりの目を優先してしまいがち。ですがこういった選択の積み重ねが、私たち一人ひとりの潜在意識に心のダメージとして積み重なっていくのです。

潜在意識は、目には見えない存在ではありますが、セルフイメージや自意識に大きく影響を及ぼしているところでもあります。

自分の欲求や心の声を無視した選択を行い続けるということは、自分のセルフイメージを傷つけることにつながってしまうのです。それが結果的に、自分を信用できない、愛することができないという自尊心の欠如にもリンクしていきます。

■他人は他人をそこまで気にしていない

これは幼少の頃から刻み込まれてきた教育の刷り込みによる部分が大きいですが、私たちは他人と違うことをすることに対し、「そんなことをしたら笑われる」「変だと思われる」と周囲に教えられてきました。

だけど人は本来、一人ひとりが他者と違っている時点で、すでに変なのです。他者とは違うオリジナリティを持った自分を押し殺して、多数に迎合する生き方をする方が、むしろ不自然。

そしてもうひとつ、あなたが思っているほど、他人はあなたのことを気にしてはいません。

自分の普段の生活を考えてみてください。あなたは1日の時間の大半を、他人のことを考えて過ごしていますか?

おそらくは、自分のプライベートや仕事のことが大半で、あとは家族や恋人のことではないでしょうか?

他人のことを考えてあれこれ詮索するには、”時間”と”余裕”が必要な上に、それらを他人に回そうとする”意思”が必要となります。そこまで親密な関係でもない限り、常にその人に意識を向けるということは考えられません。

実際にあなたのことを噂する人がいたとしても、その噂は一過性であることがほとんど。その一過性の他人の噂と、自分の心のどちらが大事でしょうか?

自分と死ぬまで永く付き合っていくのは、他人ではなく他ならぬ自分。その自分の心を大事にすることを、何より最優先にしてほしいと思います。

■自分の心に素直に、正直に生きてみよう!

世間に合わせて自分の心を押し殺すこと、他者の目を優先することで、知らず知らずのうちにあなたの心はすり減っていくのかもしれません。

「そんなことわかってるよ! でも仕方ないじゃん!」と思われる方もいるかと思います。

いきなり、他人の目線をすべて捨てて、自分らしく生きていこうというわけではありません。日常の中に少しずつ、あなたが”自分全開”で過ごせる時間をつくってみてください。

気の許せる友人や家族との時間、ひとりで趣味に没頭できる時間、恋人とふたりきりで過ごす夕飯の時間……などなど。

たとえば、ファッションでもランチに食べるメニューでも、この選択は自分目線か他人目線かを考えてみるだけでも、日常の心の機嫌は変わっていきます。

自分の心に従った選択を続けていくことは、あなたの自信や自己愛を徐々に大きくしていくために、ボードに小さなピースを埋めていくようなもの。

一過性の噂や他者の目を気にせず、好きなように生きていく。自分らしさ全開で生きていくことの素晴らしさを体験してください。

※この記事は2017年7月5日に公開されたものです。

バニー

元バックパッカー。現在はフリーランス。夫・息子と暮らす一般家庭の妻をやっているにも関わらず、溢れる冒険心はとどまることなく溢れるばかり。世界各国の美しいもの・美味しいものに出会うため、世界一周旅行の実現をめざして挑戦中の日々...

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