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藤原美智子さんの場合 【キレイのために捨てていること #5】

朝型生活に変えたのは、10年くらい前。それまでは完全な夜型で、夜中の2時を過ぎなければ寝てはいけないと思っていたほど。10年前までは、夜遅くまで撮影してヘトヘトになって帰ってきてから、本や連載の原稿を夜中…

藤原美智子さんの場合 【キレイのために捨てていること #5】

朝型生活に変えたのは、10年くらい前。それまでは完全な夜型で、夜中の2時を過ぎなければ寝てはいけないと思っていたほど。10年前までは、夜遅くまで撮影してヘトヘトになって帰ってきてから、本や連載の原稿を夜中過ぎまで書いて……という生活。けれども、そういう原稿はたいてい、翌朝見ると全然ダメ! 結局、書き直したりして二度手間になってしまっていたんです。

疲れも溜まっている夜に詰め込んで能率が下がっていたのは事実。そうなると朝にやるしかない!寝る時間を短くしていけば、いくらでも仕事はできるけど、朝は限られた時間しかない……。最初は、やはり勇気がいりました。

しかし、限られた時間を効率よくすることで、生活にメリハリも出て、やるべきことがハッキリ見える。いざ、朝型にしてみると、気持ちがポジティブになったし、精神的にも肉体的にいいことがたくさんあったのはもちろん、いちばん嬉しい変化は、“幸福そうな肌”になったこと。やっぱり、睡眠している間に細胞の修復や成長が促されるんでしょうね。

太陽とともに起きて、太陽とともに一日を過ごす。そんな自然なサイクルに合わせた生活サイクルにすることで、自ずと夜早く寝るようになり、食べ過ぎや飲み過ぎもしなくなりました。自分にとって、必要なものがわかり、すべてがうまく巡りだすようになったんです。

【藤原さんの捨て去りメソッド①】

朝起きた後は、ピラティス、セロトニン瞑想、ヨガ、瞑想に20分~50分かけるのが日課。セロトニン瞑想というのは、座禅を組みながら、ゆっくり腹式呼吸をすること。欲望をつかさどるドーパミンや、依存に関わるノルアドレナリンの分泌を調整し、穏やかな満足感に包まれた幸福感を与えてくれます。

【藤原さんの捨て去りメソッド②】

できるだけ、自然のものを取り入れたいと思い、畑を借りて、野菜を育てるようになりました。採れたての野菜の美味しいこと! 素材が良ければ余分な味付けはいらないし、なにより、日頃節制することで、ちょっとしたご馳走がすごく美味しく感じるようになりました。

【藤原さんの捨て去りメソッド③】

もともと整理整頓が大好き。たまった不要なものを大処分する大整理は、年に2〜3回は敢行しています。余分なものが、どんどんどんどん増えていって、そこにほこりがかぶっていくと、なんだか垢がたまっていくような気がするし、本当に大事なものがどこにあるかわからなくなっていくような気がするんです。

今の自分は、執着心がどんどんなくなっていってるんです。人生において、垢も無駄も、もちろん必要な時期もある。でも、そうしていっぱい身につけてきた中から、そろそろ余分なものを排除して、大事なものだけを残していく時期なのかもしれません。

【藤原さんの捨て去りメソッド⑤】

海の近くに週末の家を持ちました。
浜辺にいったり、山へ登ったり、自然のなかに身をおくと、都会でたまった澱のようなものも洗い流されるし、視野が広がるような気がします。

いつも近くしか見ていない生活を続けていると、知らないうちに近視眼的なものの見方になってしまうのかもしれませんね。

こうして余分を捨てる生活に整えていくうちに、昔からずっと憧れていた、“足るを知る”という境地に少しは近づけたような気がします。

DRESS編集部

いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。

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