山本侑貴子さん【キレイのために捨てていること#10】
山本侑貴子さんに「捨てていること」というテーマで、お話ししていただきました。断捨離ブームがくる10年前から、手放す・捨てること意識していた山本侑貴子 (やまもと ゆきこ)さん。ひとり自宅でくつろぐことが多い人、夫婦で生活を始めたばかり人、マダムな生活に憧れる方など幅広い層の方必見の文章です。


一度テーブルコーディネートに使った物は、人にお譲りしてストックしないよう心がけています。すると頭の中がクリアになり、新しい発想が生まれるんです。

捨てる、手離す、ということを意識し始めたのは、断捨離がブームになるもっと前、10数年前から。限られたスペースにたくさんの物をキープしておくのは、置き場所のコストももったいない。
仕事を始めた当初、使った食器、キャンドル、ナプキンなど思い入れがあって捨てられず、トランクルームに収納したことがありました。でも、2年借りていて行ったのはほんの数回。その後、物は思い切って譲るか処分することに。
今は収納スペースを決めて、そこに入らない物はお譲りするルールにしています。
捨てるルールばかりでなく、プラスするルールも大切に。おうちでひとりの気楽な食事も、ランチョンマットとナプキンがあるだけで気持ちが華やぎます。私も自宅のカウンターテーブルでひとりランチ、なんていう時に実行しています。さすがに、自分だけのために大掛かりなセッティングを毎日はできないので……。
OLの頃、自分の時間を持つと心が潤う、と感じていました。ひとり自宅でくつろぐ、友人を呼んで小さなおもてなしをする、というのもお薦めです。小さなテーブルの世界から非日常が生まれて、きっとアンチストレスになりますよ。
【山本さんの捨て去りメソッド①】

食器の収納場所は、ハラーシステム1つだけ。常に新しい物を探すことで、新鮮なコーディネートができます。
服はウォークインクローゼットに保管していますが、季節の服以外はトロッターに。衣替えでトロッターに入らない物を処分すれば、整理が簡単です。しわになる服はクローゼットのハンガーに掛けていますが、スペースに収まらなくなったら処分。
手離し、新しい物を手に入れるという循環があると、見た目も心も新鮮でいられますね。
【山本さんの捨て去りメソッド②】

ワインやシャンパーニュが好きですが、お酒のリラックスも大切なアンチストレスです。
実は心配症で小さいことをくよくよするタイプなのですが、にこにこ元気にしていると、元気が連鎖してエネルギッシュな人が集まってきます。
写真はアンリ・ジローのシャンパーニュ。日仏限定発売の山本侑貴子スペシャルエディションです。
【山本さんの捨て去りメソッド③】

朝1番にニンジンリンゴジュースを飲んで体をリセット。
体に溜まった悪い気もデトックスできるような気がします。仕事柄、お料理もお酒もたくさんいただく日があり、体調管理のための習慣です。
【山本さんの捨て去りメソッド④】

昨年、オーストリア大使館からお招きいただき、ウィーンの工房を巡る旅をしました。
やはり実際に見て体験することが糧になると改めて思いました。仕事でしたが精神的にもリフレッシュ。思い切って旅に出るのはいいものです。
【山本さんの捨て去りメソッド⑤】

お稽古ごとの非日常空間が充電の場に。講演後、香道のお稽古が入っていたことがあって。パワーを使い果たして1~2%しか残ってない、という状態で行ったら、みるみる癒されて100%充電できました。家でアロマセラピー的にお香を焚くこともよくあります。
最近よく思うのが、私が表現するヨーロッパテイストのコーディネートも、本場の人から見れば日本人のつくるヨーロッパ風コーディネートだということ。それなら、日本ならではの感性を大切に、いつか、日本のプロダクトだけで食空間を演出する本を出せたら、と思っています。
Text:Nananere!
■山本 侑貴子 (やまもと ゆきこ)さんのプロフィール
外資系金融機関OLを経て、現在、株式会社ダイニングアンドスタイル代表取締役。食空間プロデューサーとして、食に関する店舗プロデュース、コンサルティング、セミナー講師、商品開発、レシピ提案、イベントディスプレイなど幅広く手掛けるほか、各女性誌や新聞、TVなどメディアを通じて、つねに新しいライフスタイルを発信。日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート。フランスにてシャンパーニュ騎士団のシュヴァリエを授章。近著に「予算3000円以内のテーブルコーディネートで 初めてのおもてなしレッスン」(講談社)がある。
株式会社ダイニングアンドスタイルHP:http://www5a.biglobe.ne.jp/~dstyle/index.html