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PR:REMY COINTREAU JAPAN 株式会社

もはや芸術品? インテリアデザイナー ヴァンサン・ダレが手がけたコアントローの限定ボトル

爽やかなオレンジのフレーバーが人気のリキュール「コアントロー」。誕生170周年を祝う限定ボトルが、本国フランスからリリースされました。目にも麗しいデザインを手がけたのは、パリ育ちのインテリアデザイナー、ヴァンサン・ダレ。エキサイティングなコラボレーションを、フランスの装飾文化にクローズアップしてご紹介します。

もはや芸術品? インテリアデザイナー ヴァンサン・ダレが手がけたコアントローの限定ボトル

■空間を彩る、美しいオブジェ

ダークオレンジのスクエアグラス、その艶やかな面を飾るカラフル&グラフィカルなイメージ。
ブランドカラーのオレンジと補色のブルーが、太陽と月をモチーフにして踊る。

コアントロー社がシグネチャーリキュールの誕生170周年を祝してリリースしたのは、飲む人の味覚と視覚を同時に愉しませてくれる記念ボトルだ。

コアントロー ヴァンサン・ダレデザインボトル

コアントローは、絶妙なブレンドバランスがもたらす香り高さで長年愛されてきたリキュール。そのオリジナルボトルは、「香りのブレンドの芸術」である香水の世界に着想して生み出された。

「そのボトルの歴史に、まずインスピレーションを受けました」


記念ボトルのデザインを担当したヴァンサン・ダレは、滑らかなハスキーボイスでそう語る。パリ生まれパリ育ち、人気のクラブやセレブの邸宅も多く手がける著名インテリアデザイナーだ。

ヴァンサン・ダレ

フランスにおいて香水の瓶とは、アーティストが感性を競い、ガラス職人が技術の粋を極めて作るコレクターズアイテム。ダレの記念ボトルはまさに、香水瓶を思わせるエレガントな魅力を漂わせ、見る人の印象に刻まれる。そこに置くだけで場の雰囲気を変える、美しいオブジェとして。

かように美しいボトルは、ふと、不思議な気持ちをも呼び起こす。コアントロー社はリキュールのボトルになぜ、そこまでのアーティスティックな美しさを求めたのだろう。 そしてそのクリエイションはどうして、インテリアデザイナーのダレに託されたのだろうか。

■アートピースで部屋を飾る、欧州の歴史と文化

その答えは、数世紀にわたるヨーロッパの芸術文化に潜んでいる。

中世の昔から、ヨーロッパの芸術作品は「王侯貴族の居城を飾るもの」、つまり装飾家具として発展してきた。たとえば、クリュニー中世博物館の至宝として知られるタペストリー。優美で幻想的なこれらのタペストリーはもともと、中世建築の殺風景な石造りの壁を彩り、かつ真冬に石壁が放つ冷気を防ぐための「壁にかける絨毯」だった。

それも中世の終わりには衛生面に優れる壁紙に役割を譲り、壁面装飾には、ルネサンスの画家たちに代表される油絵画がもてはやされるようになる。神話の英雄や神々を刻んだ大理石の彫刻も、貴族の邸宅ホールや庭を飾る目的で制作されたものだ。

マイセンやセーブルなど、繊細なフォルムと絵付けで人気の高い磁器・陶器類も同じ。美しい芸術作品を身近に起き、居住スペースを飾ること。それが、ヨーロッパの芸術文化の伝統なのだ。

その伝統は今も脈々と、フランスの住居に生き続けている。
上流階級のアートコレクターは「家に飾って眺めるもの」として作品を選び、アーティストを支援する。中流の家庭でも、手頃な絵画や写真を額装して室内を飾るのは、とても身近な趣味として楽しまれていることだ。
 

■インテリア装飾品としてのリキュールボトル

そんなフランスにおいてインテリアデザイナーとは、芸術的・歴史的文化を生活の場に取り入れる、室内装飾のプロフェッショナル。その知見とセンスで、憧れと尊敬を集めている人々だ。

コアントロー社が記念ボトルの制作にインテリアデザイナーを起用した理由も、まさにそこにある。くつろぎの時間のために居間に置かれるリキュールボトルは、家具や絵画とともに室内を飾る、装飾品であるべきだから。

綺羅星のように居並ぶフランス人デザイナーの中から、なぜヴァンサン・ダレを望んだか。コアントロー社はこう語る。

「ちょっとしたいたずら心を潜ませた、愉快で独創性あふれるスタイル。それを可能にするヴァンサン・ダレのエレガントなミクスチャー精神が、コアントロー社の歴史に呼応していると感じました」


カール・ラガーフェルドやアンドレ・プットマンなど超一流ブランドで経験を積み、ニューヨークのナイトクラブ「ル・バロン」などのセレブスポットを手掛けた彼は、キャリアから見てもこのグランメゾンにふさわしい。熱いラブコールを受けたダレは申し出を快諾し、リキュールメーカーとの初のコラボレーションに挑んだ。

■豊かなレガシーに、アートをのせて

コラボレーションの第一歩としてダレが行ったのは、フランス中部ロワール地方にある、コアントロー社創業の地アンジェを訪れること。そこで創業者エドゥアール・コアントローと妻ルイーザの生涯や、170年守られ続けた製法に触れ、インスパイアされた。ダレは語る。

「豊かなレガシー(遺産)を持つブランドとのコラボレーションで大切なのは、その遺産に手を加えないこと。ただ自分の視点を一点、添えるだけでいい」


そうしてダレがまず着目したのが、170年前から変わらないスクエアボトルだった。

「一目見ただけで、人は『コアントローだ!』とわかる。このボトルが示すのは単なるブランドネーム以上の、ヒストリーとストーリーです。私が手がけるコラボレーションなら、この最も象徴的なボトルをベースに展開したい。そう発想が膨らみました」


ボトルの3面イラストは、コアントローの170年の歴史、コアントローの創始者エドゥアール・コアントローとその妻ルイーザ、スイート&ビターオレンジピールの完璧なバランスをとるコアントローの二元性からインスピレーションを受けた

創業の地でダレが触れたもうひとつのレガシーが、170年間で作られてきた販促用ポスターの数々。各時代のアートの潮流を映し出してきたヴィジュアルに敬意を表し、自作のアートグラフィックでボトルを彩るアイデアが固まった。

「ボトルをできるだけシンプルに扱いつつ、かつ、それぞれの面でちょっと異なる印象を与えたかったのです」


そうして完成した記念ボトルは、ダレのイラストが3面を飾るシンプル&シックなもの。太陽と月の狭間にある宵のカクテルタイムが、ブランドのイメージカラーのオレンジと青で軽やかに表現されている。

味覚と視覚の両方で楽しめる、コアントロー社自慢の品に仕上がった。フランスの美食とアートを愛する人には、マストバイの限定品だ。

コアントロー 公式サイトはこちら

コアントロー ダレ・デザインボトル概要 

商品名:コアントロー 700ml ダレ・デザインボトル
アルコール度数:40度
容量:700ml
希望小売価格(本体):2000円
発売日:12月上旬より販売中(現行品との入れ替えでの限定出荷)

コアントローの飲み方について知りたい方はこちら


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Text/髙崎順子(@misetemiso

DRESS編集部

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