【イベントレポート】恋のクセが強い女たちへ。男子禁制トークイベント

手軽にさくさく読めるマンガアプリ。「恋愛マンガから学ぶ恋のあるある問題」をテーマに、トークイベントを開催しました。トイアンナさん、池田編集長が印象に残った６シーンをピックアップし、思わず「なるほど！」と言ってしまいそうな恋愛の処方箋を提供します！

■『恋癖』『around 1/4』から恋愛を紐解く

恋癖（こいへき）

around 1/4（アラウンドクォーター）

■シーン1 ：蛙化現象

好きだったのに、いざ相手から好意を抱かれると引いてしまう主人公の里帆。このシーンは、Twitterでも拡散され、わかる派、全然わからない派と意見も人それぞれでした。

「里帆は自己肯定感が低いのでは？」や「こんなの恋に恋しているだけだ！」など、里帆に厳しい意見がTwitterや参加者から続々と出てきました。

緒之さんのマンガは、モデルにした女性が数多くおり、「実はこういうこと考えているのかな？」とその女性の気持ちを考えながらマンガを作っています。

このシーンで緒之さんは、「里帆は肯定感が低いわけではなく、男性をバカにしてしまっている節がある」と解説。

「バカにしている」は、「男性の気持ちを重く受け止められない」に近いという解釈もあります。モデルとなった女の子はフラれたことがないため、「男性は選ばない生き物だ」という認識をしてしまう。緒之さんは、「一度、恋愛に失敗してみるべし」とアドバイスされました。

トイアンナさんはこの話を受け、里帆はモテる女の子だ、と断言。トイアンナさんによると、モテる子は「こんなに私が振り回されたのは初めてだ、これはいい男だ」と自分を振り回す男を選ぶことがあり、そのいい男が実はサイコパスだった、ということも珍しくないそう。相手に自分を思う気持ちがあるか、冷静に見極めたいですね。

■シーン2：恋愛カースト癖

「わかるわかる！」と、イベント参加者も共感のうなずきが。緒之さん自身もカーストに苦しめられた経験が……。

トイアンナさんは、カーストを回避するために「マウンティングをする人と距離をうまくとっていく」ことが重要と力説。そして、「その他枠」になることが一番楽、とのこと。趣味や好きなことに夢中というキャラ設定で、そもそも戦う場に身を置かないことが最善です。

■シーン3 ：都合のいい女

わかりやすく「都合のいい女」を里帆が買って出た、賛否両論のシーン。“否”の意見が多かったものの、共感の声もちらほら見受けられました。ここでは自ら志願して都合のいい女になっているのがポイント。

「都合のいい女を志願する人は、不倫関係に陥りやすい。将来落ち着くために、嵐のような恋愛をするのはありです。ただし、年齢によるのでご注意を！」と、トイアンナさん。

■シーン4：もっといい人がいるのでは症候群

『around 1/4』の登場人物は、『恋癖』より少し上の25歳。大学生では経験出来ない、行動に責任が伴うシーンが出てきます。

大学時代の友人が次々結婚し、とうとう仲良しグループの中でひとりだけ未婚になった明日美。女子会帰りでの一言が印象的です。

「このシーンがわかる！」という方には、トイアンナさんのように考えてみては。結婚や妊娠の時期を予め決め、目標から逆算して行動することで迷いがなくなります。

ただし、日本の離婚率は現在約35%と言われています。離婚も起こり得ることを認識しておく冷静さも、持ち合わせたいものです。

■シーン5：不倫やめられない病

偶然駅で出会った男性既婚者・正と恋に落ちたシーン。本気で正と恋愛をしていると思う明日美ですが、家庭がある女友達たちは「そんなことしてられんのも今のうちだもん」と片付けられてしまいます。

トイアンナさんによると、既婚男性は不倫相手の女性に対して「妻と別れるから一緒にいたい」という常套句を使いますが、「離婚調停の現場では、ほとんどの方が半年以内で離婚が成立しており、調停が年単位で続くのはわずか0.1%未満」と言われているそう。離婚調停期間によっては、奥さんと別れる気がないかもしれない、ということになりますね。

「不倫とその先のリスクを考えると、マンガを読んで少しヒヤっとしておくくらいがちょうどよい」という金言も、トイアンナさんから生まれました。

■シーン6：セックスが好きではない

明日美ともう一人のヒロイン、早苗は16歳のときから付き合っているパートナーがいます。８年間付き合っているものの、セックスが好きではないことをパートナーは知りません。

このシーンに対して、「セックスが好きではない」認識そのものが間違っている場合がある、とトイアンナさんと池田編集長は言います。

また、このような話しにくいことこそ、早くに話せると「将来発生し得る、育児や親の介護など話しづらいネタも一緒に考えられる可能性が広がります」とトイアンナさんは語ります。セックスにおいてのコミュニケーションは、「話しにくいことを話せるか」を確認するのに最適な場所なのかもしれません。

■現実に起こることをマンガで予習してみる

トイアンナさんからは、『恋癖』『around 1/4』を読んでみて、「１話ごとの盛り上がりも楽しいし、マンガなのに非常にリアルで、実際にいそうな登場人物が出てきていておもしろいですね！」という感想がでました。

なお、comicoには『恋癖』『around 1/4』以外にも、スキマ時間に気軽に楽しめるマンガがたくさん揃っています！　電車の移動時間や、寝る前のちょっとした時間に読んでみてはいかがでしょうか？

■恋愛のプロたちがおすすめする３作品

緒之さんおすすめ『かしコン』

トイアンナさんおすすめ『私を笑わないで』

池田編集長おすすめ『キミのとなり。～年の差恋愛の事情～』

Twitterで開催された「#私の恋癖」グランプリ

イベント終盤では、イベントに先駆けてTwitterで実施した「#私の恋癖」グランプリ発表も！　トイアンナさん、緒之さん、池田編集長がそれぞれ選んだツイートをご紹介します。

緒之賞

トイアンナ賞

池田園子賞

受賞者３名の方々には、リップグロスとしても使えるリップ美容液「KA・KE・HI・KI」のYURI（クリアカラー・写真中央）に加えてトイアンナさん、緒之さん、池田編集長からオリジナルアイテムのプレゼントが贈られました。

■comicoでお気に入りの恋愛マンガを見つけませんか？

仕事や恋愛で疲れやストレスがたまったときは、スマホで気軽に読めるcomicoの作品を楽しんでみてはいかがでしょうか。作品にどっぷり集中することで、モヤモヤ解消のヒントになるはず！