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はあちゅうさんの場合【キレイのために捨てていること#8】

9月に会社を辞めて、今はフリーで活動しています。いつかは独立しようと決めていましたが、踏み出すタイミングを考えながら、きっかけを待っていた時期がありました。でもあるとき、きっかけは自分で作らないとダメだと気づきました。

はあちゅうさんの場合【キレイのために捨てていること#8】

はあちゅうさんがキレイのために捨てていることとは……?

9月に会社を辞めて、今はフリーで活動しています。いつかは独立しようと決めていましたが、踏み出すタイミングを考えながら、きっかけを待っていた時期がありました。でもあるとき、きっかけは自分で作らないとダメだと気づきました。

独立を視野に入れ始めたのは、私個人への仕事依頼が増えてきたときです。それまでは会社員と個人の活動の両立を意識していましたし、講演の仕事などを受けるときも「会社に勤めながら別の仕事を持っている人」としての役割が求められている、と思い込んでいたんです。

そのまま会社員を続ける限り、平日の業務中はやりたい仕事が来ても受けられない――それにモヤモヤしていたこともあります。でも、考え方は環境や年齢によって変わっていくものだし、今やりたいことを最優先にすればいい、と気持ちを切り替えました。それに人生は一度きり。好きな方向へ進もうと決めてスッキリしました。

フリーになった2ヶ月後、連載を2本やめました。読者の方から多くの反響をいただいていましたし、書くのも楽しかったのですが、今できることをやり続けていたら、3〜5年後の私は成長していないだろうと危機感をおぼえたんです。

連載は「居場所を持つ」ようなものなので、やめるのは怖かったです。でもその後、新しい仕事がたくさん入ってきました。いっぱいいっぱいの状態からは何も生まれません。

“循環”をよくするために、怖くても捨てることが大事なんだと気づきました。捨てることで余計な雑念が取り払われて、自分が本当にやりたいことにフォーカスできるようになるのだと思います。

【はあちゅうさんの捨て去りメソッド①】

昔はアクセサリーをたくさん着けていましたが、最近はほぼノーアクセです。執筆中は指輪も時計も邪魔になるのでとっています。洋服は長く残す定番ものとワンシーズン着たら友達にあげるものとに分けています。

物持ちはいいほうです。10年前に着ていた服や母が若いときに着ていた服も持っています。ストーリーがあるもの、大事な方からいただいて「気」が入っているもの、見て触れるだけで心がときめくものだけを残していますね。

どうしても増えていくのは本。本は、旅行などと一緒で、“体験”だと思っているので、エッセンスを自分のものにできたと確信できたら、その本の役割はおしまい。人にあげたり売ったりします。ただ、読むスピードと買うスピードに、捨てるスピードが追いついていなくて、どんどん増えていってしまいます(笑)。

でも、何度も読み返したいと感じる本、大好きなフレーズがたくさん含まれる本は手元に置いておきたいと思うんです。この「大事なものが増えていく感覚」はひとつの喜び。本を置くために他のものを捨てているのかも。なかには子どもの頃からずっと大切にしている本もあります。

【はあちゅうさんの捨て去りメソッド②】

今私が一番欲しいものは「時間」です。一日の長さは、ほかの人と同じなので、自分なりに、自分の人生に必要なものと、削るものを決めています。たとえば、多くの女性がやっているネイルのようにメンテナンスに時間がかかる美容はしていません。また、「ジムに通って運動しないと」と思うのもやめました。代わりに日常生活の中に、美容法・健康法をたくさん取り入れています。

素爪をキレイに見せるために、ハンドクリームでの保湿は欠かせませんし、歯も、こまめにクリニックには行けないので、毎日自分でできるケアを心がけています。

スタイルについてもそうで、ひと駅分歩いたり、好きなものは我慢せずに少量ずつ食べたり、作りたての温かいものを大切な人たちと楽しく食べたり、お酒は控えめにしたりと、自分の心が満たされる方法を重視しているんです。

忙しい友達が多く、食事は夜遅くからのスタートになりがちですが、「太っちゃう」とはあまり考えないようにしています。罪悪感はすべてをダメにしてしまうので。人間は心の生き物。心と体はつながっているので、心が軽やかな状態だと、体も自然とついてくると思うんです。

【はあちゅうさんの捨て去りメソッド③】

最近になって、仕事でやりたいことが、どんどんクリアになってきました。今までは、仕事を受けるかどうか悩ましいとき「この人とのつながりがなくなるかも」「メディアに出る機会を失うかも」と思っては、断らずに受けていました。多少無理をしていたところもあります。

でも、お話をいただいたとき、心にちょっとした違和感が生じたら、受けなくていいんだと思えるようになったんです。本来の自分とは違う役割や、普段打ち出しているメッセージとは違う発信を求められたりするような仕事は受けなくなりました。

自分にフィットする仕事を誠実かつ丁寧にこなしていくほうが、自分の思いや考えを伝えられますし、見てくれる人にも誤解や先入観を与えずに済むはず。自分のブランディングを正していくことも必要だと思っています。

昔は、選択肢や持ち物は、多ければ多いほど安心しましたが、今はそぎ落とされた結果残ったもの、今の自分の置かれている状況や、持っているものを、大切に思えるようになりました。世の中の溢れかえったものの中から、「選んだもの」と「選んだ理由」に、それまでの私の生き方が投影されているからです。

そういう考えに至ったおかげで、最近書いた新しい本の中では、「なりたい自分」に近づく方法が、よりクリアに具体的に語れるようになったように思います。

【はあちゅうさんの捨て去りメソッド④】

私にとって恋愛と仕事の考え方は同じ。一番大事にしているのは、他人の基準に振り回されないことです。周りの意見や噂に影響されるのではなく、相手のことをまっさらな目で見るようにしたいですね。恋愛中はふたりの関係性を作っていくことが大切なので。

結婚もまた同じです。アラサー以上の独身女性が周りから「まだ結婚しないの?」と言われるのはよくあることですよね。でも、自分の人生のタイミングは自分で決めるものですし、惑わされる必要はありません。

【はあちゅうさんの捨て去りメソッド⑤】

昔から過剰な美容はしないと決めています。ケアすること自体がストレスになってしまうので、行程が何ステップもある高級な化粧品も使いません。メークはきちんと落として、保湿をするくらいでしょうか。でも、ずっと続けていくベーシックなケアは、丁寧に。肌を甘やかしすぎないようにはしていますね。朝の洗顔も、必要な皮脂を取り除かないよう気を遣っています。

はあちゅうprofile
作家・ブロガー。ソーシャル焼き肉マッチングサービス「肉会」代表。有料オンラインサロン「ちゅうもえサロン」や「ちゅうつねカレッジ」を主宰。1986年生まれ。神奈川県出身。慶應義塾大学法学部政治学科卒。2009年電通入社後、中部支社勤務を経てクリエーティブ局コピーライターに。2011年12月にトレンダーズに転職し、美容クーポンサイト「キレナビ」編集長や動画サービスに関わる。2014年9月からフリーで活動し、講演・執筆活動、ウェブサービス運営など、多岐に渡って活躍中。最新刊『半径5メートルの野望』が話題。

DRESS編集部

いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。