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どう返せばよかったの?返信に困るLINE実例 2/2


■返信に困る「しょうもないメッセージ」の背景にあった驚くべき真実

返信に困るLINEの実例とは?

(メッセージの例)

筆者は、カズヤさん側にLINEの内容についての真意を伺った。驚くべきことに、カズヤさんはカオルさんに一目惚れをしていた。では、なぜ彼はしょうもないメッセージを送ったのか。彼はその理由をこう話してくれた。

「仕事もけっこう忙しいのに、どうでもいい人にメッセージなんて送らない。カオルさんに惹かれたからメッセージを送ったのです」

じゃあ、なぜたいした内容もないメッセージだったのか。彼に聞いてみるとさらに答えが見えてきた。

「カオルさんのメッセージを見てください。ありがとう、楽しかった、お疲れ様です、だけですよね。そこで、どうやって深い話をしたらいいのかわかりかねます。共通の話題も共通の知人もいないので。それに忙しくてLINEを長時間する時間もありません。またお会いしたいと思いましたけど、LINEが盛り上がらなくて自然消滅というわけです」

つまり、カオルさんは自分が表面的な社交辞令的なメッセージを出している自覚はなかった。それを棚に上げて、相手の社交辞令的なメッセージに腹を立てている。一方、彼の方はまたお会いしたいと思っている。メッセージでやりとりを楽しむというよりも、会う約束をLINEで取り付けたいと思っていたのである。だからどうでもいいメッセージでもいいから彼女とコンタクトを取ろうとしたのである。

■気になる男性と盛り上がった後、どうでもいいメッセージがきたとき……それは次のデートに誘いたい証拠

第一線で働く人は忙しい。仕事は能力の高い人のところに集まりやすいからだ。そんな時間がない中でも、LINEがきているという理由を考えてみるべきだったのかもしれない。内容よりもメッセージがあるということに着目することがポイントなのだ。

LINEと忙しい男性との相性は悪い。LINEの面白さはラリーにある。ラリーが煩わしい彼らにとって、LINEは苦痛以外の何者でもない。できる男性と結婚したいと思うならば、まずそれに気が付かなければいけない。ではどうでもいいメッセージがきたらどうしたらいいのか。ラリーをするのではなく、ストライクにボールを投げるのだ。

「またお会いしたいです。私の候補日は◯◯です。(候補日は3つあげる)ご都合のつく日を教えてもらえませんか」と。

そんないきなり誘うなんてと思われるかもしれない。でも彼らはラリーができない。できないまま約束できなければ自然消滅してしまう。気になる女性とラリーしたくても時間もないし、技術もないからだ。すると、彼らも候補日を教えてくれる。できる男性ならデート場所はちゃんと導いてくれるので、その場所の提案を待つ。これができれば、LINEのやりとりがイマイチで、どうでもいいメッセージしか届かなくてもリアルで楽しめる。

結婚はリアルだ。LINEのラリーでいちいち審査する必要はないのである。LINEで盛り上がらないからこの出会いはボツ! と考えているならば、ぜひこの方法を試してみてほしい。

男性が「会いたい」と思うLINEとは
※この記事は2016年11月10日に公開されたものです。

大西 明美

婚活アドバイザー。自ら経営する結婚相談所で7年で200組以上のカップルを成婚へと導く。

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