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復縁が難しいケースでも、元カレの心をつかむ方法がある

嫌な別れ方で終わると、その後の復縁は難しくなります。焦って自分の存在を押し付けるのは逆効果。それより、彼の前から一度気配を消し、改めて復縁したい理由を考えることができたなら、以前とは違う自分で元カレの前に立てるでしょう。元カレの心をつかむのは、何より「生まれ変わったあなた」であることが大切です。

復縁が難しいケースでも、元カレの心をつかむ方法がある

■どうして復縁したいのか

「大好きだった元カレ。

精一杯尽くしてきたけど、それに調子に乗ったのか、だんだん私への扱いが雑になってきました。

LINEの返信が半日後だったり、会ってもセックスするだけで終わったり、飽きられたかな? と思うと余計に彼に連絡を迫ってしまい、それが原因でケンカすることもしばしば。

少し頭を冷やそうと思って、半月ほど彼から離れていました。

ある日、ほかの女性とふたりきりで会っているところを友人が目撃し、それを聞いた私は彼に何をしていたのか問い詰めました。

すると、『ただ食事していただけだし、いちいち突っ込まれるのはウザい』と言われ、頭に血が上った私は自分も仲の良い男友達を誘ってドライブに行きました。

すると、それを男友達から聞いた彼が

『付き合っている意味がないから別れたい』

と言い出してしまい……。

別れたくないとすがったけれど、彼のほうはまったく相手にしてくれず、思わず

『あんたみたいな遊び人と付き合わなければ良かった! 時間が無駄だった』

と口にしてしまいました。

彼はそんな私を見ても、『俺もそう思う。だから別れて』と冷静で、結局そのまま関係は終わりに。

『LINEも電話も拒否するから』

と冷たく言われたのが忘れられず、それからはどんな態度をとられるのか怖くて、近づけていません。

嫌われてしまったけど、復縁は可能ですか?

私はどうすれば良いのでしょうか」(31歳/看護師)

まず、どうして彼女は元カレとよりを戻したいと思うのでしょうか。

付き合っているときは適当な扱いを受けていて、別れ際も冷静に対応され、そんな男性と復縁したところで、彼女は幸せになれるのでしょうか。

復縁が難しいパターンは、別れたときに相手を感情的に責めてしまったり、別れた原因が修復できない問題であったり、元カレと新しい関係を築きにくいときです。

今回のように、元カレにマイナスな印象を残してしまう別れ方は、男性側がなかなか復縁に前向きになれません。

それでもよりを戻したいと思うときは、「どうして自分はこの人とまた付き合いたいと思うのか」をまず考える必要があります。

■美化された思い出は意味がないと心得る

彼女の気持ちは、

「確かに最後のほうは嫌な雰囲気だったけど、幸せな時間もたくさんあったし、またあのころに戻りたい」

というもの。

「『あのころ』って、また尽くしたいの?」

と尋ねると、

「だって、喜んでもらえていたから……」

と彼女は答えました。

別れる原因となったのは、直前のお互いの行動です。

彼女に隠れてほかの女性と会っていた元カレ、それに腹を立てて男友達とふたりでドライブに行った彼女、どちらもお互いの存在を尊重していません。

それがわかったから男性のほうは別れを切り出したのに、問題の改善を考えずに記憶にすがっても、復縁は上手くいきません。

よりを戻したいと願うとき、そこには少なからず美化された思い出があります。

失ってしまったからこそ、幸せだった記憶はさらに彩度を増します。あのときのような自分だったら、別れずに済んだのに。そんな傷心もあります。

そして、「相手も同じはずだ」と思い込むことで、復縁を迫ればどうにかなるかもと希望を抱いてしまいます。

相手の気持ちを決めつけることは危険です。

「あのころの気持ちを思い出してもらえたら、また付き合える」というのは、こちらの願いでしかありません。

確かに幸せだったと相手も思っているかもしれませんが、良い思い出として過去のものにしていれば、どれだけ昔のことを持ち出しても心に響かないでしょう。

それよりも元カレの記憶を占めているのは、別れ際の彼女の態度です。

「遊び人」「付き合わなければ良かった」と罵られたことの嫌悪感のほうが、幸せな過去より上回っている可能性を忘れてはいけません。

美化された思い出は、嫌な別れ方をしたときほど相手の中では遠ざかっています。

■空白の期間を作って相手の記憶を変える

復縁が難しいパターンから復縁を考えるときは、何より時間をかけることが重要です。

元カレの中にある別れ際の嫌な記憶、ネガティブな印象を残してしまった自分を忘れてもらうことが、新しい関係を築くためには欠かせません。

「間を空けたら忘れられてしまうかも」

という不安があっても、元カレの中でマイナスな存在になっているままでは、何を言っても拒否されるだけです。

むしろ、自分が関わらない時間を増やすことで、早く元カレの中から嫌な自分を忘れてもらうほうが復縁にはプラスになります。

別れ際がつらいものだったときほど、早く挽回しなければと思いますよね。

ですが、相手が望むのは、彼女のイメージが変わることではなく、ただ存在を忘れたいことかもしれません。

別れたダメージは必ず相手にもあります。

どれだけ冷静に終わっていたとしても、上手くいかなかったこと、彼女を傷つけたことは元カレの心に傷をつけます。

男性も心の自信を回復させる時間が必要なのに、一方的に存在を押し付けても、受け入れる余裕はありません。

それより、彼の前から一切の気配を消すことで、これ以上マイナスになる記憶を増やさないこと、冷静になってもらうことを考えるほうが賢明だといえます。

ひろた かおり

37歳で出産、夫と子どもの三人暮らし。何歳になっても恋愛ネタ大好物。恋愛相談家としてこれまで多くの男女から話を聞いてきた経験を活かし、復縁についてのアドバイスや不倫などさまざまな「愛のカタチ」について書いていきます。 人生...

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