不倫には、独身女性にも既婚男性にとっても、大きなリスクがあります。
上に挙げた社内不倫の結末は、上司であった男性は地方に左遷され、同じように異動が決まっていた独身女性の方は自主退職を選ぶことになりました。
バレたときの危険性を考えると、独身女性には
・慰謝料を請求される可能性がある
・社内不倫なら会社に居づらくなる
・「不倫をしていた」というレッテルを貼られる
など、「社会人としての将来を絶たれる」リスクが大きくのしかかります。
不倫がバレたときに一番恐ろしいのが、不倫相手の配偶者から慰謝料を請求されることです。
法律には、不倫による慰謝料の規定はありません。
ですが、「不倫をしたことによって相手の夫婦関係が破綻する原因を作った」とされれば、当然その損害を補償することになります。
たとえば何百万という金額を請求されてしまえば、それを払うのは大変なことです。
自力で用意できなければ親や親戚などを頼る必要もあり、自分のしたことによって多くの人間が巻き込まれることは、大きな不幸だといえます。
不倫相手が同じ会社で働いている、という女性は決して少なくありません。
会社は１日のうちでも長い時間を過ごす場所であり、そこで一緒に過ごす人と親密な関係になることは珍しくないでしょう。
ですが、ひとたび「○○さんと不倫していた」ことが社内でバレてしまうと、もう居心地の良い場所はありません。
後ろ指をさされるだけならまだしも、多くは「風紀を乱した」ことの責任を取らされることがほとんどです。
異動でほかの部署に回されたり、左遷で県外に引っ越しさせられたりと、望まない仕事を課せられることになると、今後もその会社でがんばろうというモチベーションを維持し続けることは難しいのではないでしょうか。
同じ仕事を続けられることになっても、周りから非難を浴びせられたり、取引先との業務にも影響が出たりする可能性は捨てきれません。
人の口に戸は立てられません。
もし不倫によって会社を解雇された、慰謝料を請求されて大変な思いをしているなどの噂が広がれば、それだけでその人の評価が下がってしまいます。
独身男性と新しく恋を始めようと思っても、万が一以前は不倫をしていたことが相手に伝われば、離れていく可能性もあります。
それらは決して「不当」ではなく、女性自身が不倫を選んだからこそ起こることです。
「社会人としての将来を絶たれる」リスクとは、不倫をしなければ避けられるもの。
バレた後の人生を考えると、不倫は「割に合わない関係」だと気がつくことが大切です。
不倫とは、「人の道に外れる」ことです。
不倫をしていた人間は責められる立場にあり、慰謝料の請求も逃れられません。
もし好きになった相手が既婚者であった場合は、「人の道に外れてしまう自分」のことを考えてみてください。
また、既婚男性を安易に不倫関係に引きずりこむことは、自分だけでなく相手の将来も潰す可能性があることを忘れずにいましょう。
あえて不倫を選ぶメリットが、その恋にありますか？
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