須野田 珠美 さんが 2016/02/10 に更新
戦闘モードから家では女性モードへ。切り替え力のある女性が上手くいく

戦闘モードから家では女性モードへ。切り替え力のある女性が上手くいく

こんにちは。須野田珠美です。第1回目では、「夫=社長」というお話をしました。いかがでしたでしょうか? 今回は、もうすこし掘り下げたテーマでお届けします。あの頃はあんなに大好きだったのに、忙しい毎日が続…

家庭 夫婦 結婚 コミュニケーション


 

こんにちは。須野田珠美です。第1回目では、「夫=社長」というお話をしました。いかがでしたでしょうか? 今回は、もうすこし掘り下げたテーマでお届けします。

あの頃はあんなに大好きだったのに、忙しい毎日が続くなかで、いつの間にか夫と心が離れてしまっている、特にふたりの間に大問題があるわけではないけれど、なんとなくしっくりこない……そんな気持ちになることって、ありますよね。

恋愛と結婚の大きな違いは、「長期間にわたり生活をともにする関係」であること。2回目のテーマは、お互いに仕事を持つ夫婦の「愛情の育て方」。

■結婚とは愛情を育てること

「愛情を育てる」と読んで、違和感を感じた方もいらっしゃるでしょうね。
「だって、“愛は永遠”でしょ」って。残念ながら、それは幻想です。CMのコピーとしては、美しいでしょうけれど(笑)。

「恋は落ちるもの」かもしれませんが、「愛は育てる」もの。恋から愛へのシフトチェンジが必要です。結婚したから大丈夫、と安心して放っておいたら、枯れて死んでしまいます。

では、どうやって育てるの? と疑問に感じる方へ。何も特別なことをする必要はありません。日々の生活のなかで、すでにみなさんがやっていること、家事やちょっとした会話といった「行動」でできることなのです。

■大切なのは「女性モード」への切り替え

現代日本においては、多くの夫婦が共働きなので、女性が仕事(=戦闘)モードのまま家に帰ってくると、“男同士がルームシェアしているようなムード”になってしまいます。「私だって疲れてるのに……(怒)」と感じるのはよくわかりますが、ここは先に妻が「女性モード」に切り換えることで、夫婦の愛情が育ちやすくなるのです。

夫側の気持ちを想像してみましょう。家に帰ってきても、同僚か上司のような妻がいるよりは、ドアを開けた瞬間に、ぷーんと暖かいお味噌汁の匂いがして、「おかえり〜」と声をかけてくれる妻がいるほうが、「あ~、ここが俺の帰る場所だ~、彼女と結婚してよかった」と、1日の疲れも癒され、妻への感謝の気持ちが自然とわいてくることでしょう。

ささやかなことかもしれませんが、この瞬間をどれだけ作ってあげられるか。それが肝心です。その一つひとつの積み重ねが肥料となって、愛情の木がすくすく育ち、結果的に「夫婦の危機」がやってくる回数も減るのです。

とはいえ無理をしても続きませんから、おかずはスーパーのお総菜でも大丈夫。1品だけ、たとえばお味噌汁やスープだけは手作りで、というふうにできる範囲で頑張ってみましょう。スープは作りおきをしておけるので、意外と簡単です。

■夫婦間コミュニケーションに付箋が大活躍!

残業続きの夫には、帰社の遅い部下に言うように「今、どこ? 何時に帰るの?」などの業務連絡風のメールばかりしないで、ポットに沸いたお湯とお茶漬けのセットを用意しておいて、テーブルに「お疲れさま。これであたたまってね」などの一言メッセージを添えておくなんてどうでしょう。“手間のかからないあたたかさ”、これがポイント! “職場では得られないあたたかさ”を味わってもらうよう意識してください。

翌日の仕事に備え、妻が先に寝てしまうこともあるでしょう。ただ暗い部屋に帰ってきた夫の気持ちを想像して下さい。「これじゃ、独身のときと同じだ……」と、ため息を吐かせてしまう度に、ふたりの愛情の木の栄養が減っていくと心してください。

仕事でおなじみの付箋もとても重宝します。たとえば苦言や不満も付箋にユーモアを交えて書いて、冷蔵庫やトイレのドアなど、ぱっと目のつくところに貼って様子を見る。読んだ夫がクスッと笑えるくらいになると上級者です。直接対決で大喧嘩になるよりはるかに効果的なことでしょう。

これは、私が30年に及ぶ共働き結婚生活の中で編み出した知恵です。アナログな手書きのメッセージは、デジタルなメールと違ってあたたかみがあり、読んだ人の心に残りやすくなります。

■妻=夫の第二の母でもある

そして、朝の「おはよう!」「行ってらっしゃーい」と、夜の「お帰りなさーい」「おやすみ!」は、どんなに喧嘩したときでも、必ず言うこと。たとえ笑顔になれなくとも。愛情の木を育てるための「水やり」だと思ってくださいね。

挨拶は気持ちを一瞬で切り替えてくれる魔法の言葉です。妻としての株が上がります。それは彼がひとりでいたときには言ってもらえなかった言葉。それを妻から毎日言ってもらえたら、間違いなく幸せを感じるはずです。

誤解を恐れずに言うと、妻になる=夫の「第二のお母さん」になることでもあります。小さい頃から当たり前のようにしてもらっていた、日常的な何気ない愛情を、お母さんの代わりに与えてあげること。「私は彼の女神!」くらいの気持ちで、まずは自分から与えてみましょう。

それは、損得の問題ではありません。決して自分だけが損をしていることではなく、そのときどきの夫のリアクションを楽しみながら、実は自分が一番励まされたり、元気になったりするものです。

妻、そして女性の本当の喜びは、与えることで感じられるもの。それは、女性として生まれてきた本質的なものだと思います。同時に自分を完成度の高い女性として育ててくれるのです。

■「女性モード」スイッチを入れる “儀式”を探してみよう

とはいっても、「そんなに簡単に切り替えられたら苦労はしないわ」と感じている方も多いでしょう。実は私も最初はそうでした。NOZZEに勤め始めたころは「あれもこれもやらなきゃ……」とつい仕事モードを家に持ち込んでしまい、亡き夫が不機嫌になっていました(それまでは専業主婦でした)。

そこで考えついたのが、「女性モードに戻るための儀式」。買い物袋を提げ、家に着いたらまず着替え。スーツ姿から思いきり可愛らしいエプロン姿にチェンジしたのです。そして、髪はゆるくアップに。そのプロセスが気持ちの切替えの儀式となり、だんだん上手く切り替えられるようになりました。

また、エプロン姿は男性から見ると“母親”をイメージさせるらしく、効果抜群。いわゆる制服効果ですね(笑)。ファッションの力をこんな形で使うこともできるのです。

別にエプロンでなくてもOK。ムードのあるテーマ曲を決めて聴くもよし、好きなアロマを焚くもよし。五感に訴えるもの、かつ簡単に低コストで続けられるものが効果的です。ぜひ自分らしい「女性モードに戻る儀式」を工夫してみてくださいね。1日の生活のなかに二面性を持つことで、自分自身も楽しくなっていきます。

女は女優、なんて言葉もあるように、女性はいろいろな自分を使い分けることが得意なはず。仕事をしているときと家庭で夫と過ごすとき、どちらもみなさんの人生にとって大切な時間です。毎日わずかな夫婦ふたりの時間を妻の工夫で、素敵なものにして愛情を育ててみてください。

次回は「それでも起こる夫婦の危機とその乗り越え方」をお届けします。

~今月のLove is Action!~
帰宅したら私なりの“儀式”で「女性モード」のスイッチをオンにする

関連する投稿


1:1.38の数字に見る、婚活女性の圧倒的「売り手市場」【ご勝手婚活特報】

1:1.38の数字に見る、婚活女性の圧倒的「売り手市場」【ご勝手婚活特報】

国立社会保障・人口問題研究所が昨年6月、18歳から34歳の未婚男女およそ5000人らを対象に実施した結婚、交際に関する調査結果が発表されました。男女共、意外に高かったのが結婚願望。一方、異性の交際相手がいない人の数は、前回5年前の調査から1割も増加。このデータ、あなたはどう見る?


母を手放す #4 傷ついた日々が与えてくれた幸せ

母を手放す #4 傷ついた日々が与えてくれた幸せ

母娘関係に苦しむ女性を楽にするシリーズ、第4回目は母から身体的・精神的虐待を受けて育った吉田恵理さんが寄稿。たくさん傷つき、もがいてきた日々は取り戻せない。それでも、だからこそ、この世のあたたかさややさしさを見出しやすくなった、と綴ります。


「信じる優しさ」と「疑う優しさ」が半分ずつ。半信半疑の夫婦関係がちょうどいい。

「信じる優しさ」と「疑う優しさ」が半分ずつ。半信半疑の夫婦関係がちょうどいい。

夫婦のように超近距離な人間関係も、信じるのは半分くらいでいいし、疑うのも半分くらいでいい――。「半信半疑」でいようとすることは、リスクを考える余裕を生み出し、幸せを運んでくるコツなのかもしれません。


明確なビジョンが婚活を変える。

明確なビジョンが婚活を変える。

自分の中で結婚の意味を咀嚼し、具体的なビジョンを描いたところで、婚活のスタート地点に立ったといえるのではないか――。Webマーケティング会社経営者の視点から、婚活のヒントを提案する連載、始まります。


オンオフが曖昧な暮らし方が作る、夫婦の幸せ時間。

オンオフが曖昧な暮らし方が作る、夫婦の幸せ時間。

オンとオフを分けたい人もいれば、兎村彩野さんのようにオンとオフをゆるやかにつなげた「半オン半オフ」状態で過ごしたい人もいます。オンオフが溶け合った曖昧な暮らしから見えてきたこと、気づいたことを綴ります。


最新の投稿


「女は何歳まで再婚できますか?」 ― 実録アラフィフ婚活記 ― 第10話

「女は何歳まで再婚できますか?」 ― 実録アラフィフ婚活記 ― 第10話

伊藤有紀、フリーライター。49歳と10ヶ月。10年前に夫を亡くしてから、女手ひとつで息子を育ててきた。1浪の末、息子が大学合格。ほっと安堵する以上に、子育て完了の寂しさがこみあげて。この先40年も続くかもしれない人生、ひとりで生きていける気がしない。それならと50歳を目前に控え、慌てて婚活を始めてみるが……。


【2016年 秋ドラマご勝手予報】by小耳沢はさ美&バルサミコ瞬

【2016年 秋ドラマご勝手予報】by小耳沢はさ美&バルサミコ瞬

早いですね~。今年ももう余すところ3ヶ月。小耳沢はさ美とバルサミコ瞬が、そろそろ出揃った秋クールのドラマ情報をまとめてお届けします。週に2~3本ドラマをフォローしていると、日々の暮らしに張りが出て楽しいですよね。さて今クール、あなたはどれを観る? 何を思う?


【プレゼント】ビルボードライブ東京/大阪 メロディー・ガルドー&ピエール・アデルニ公演にご招待!

【プレゼント】ビルボードライブ東京/大阪 メロディー・ガルドー&ピエール・アデルニ公演にご招待!

恒例のビルボードライブ公演プレゼント企画。今回はビルボードライブ大阪公演も! 


夫を「なんちゃってイクメン」から頼れるパパに変えたい。

夫を「なんちゃってイクメン」から頼れるパパに変えたい。

巷にあふれる「なんちゃってイクメン」。イライラしている奥さまも少なくないのでは? 爆発してしまう前の対処法をご提案します。


デザイナーズ+軟水銭湯in新大久保【銭湯日記Vol.2】

デザイナーズ+軟水銭湯in新大久保【銭湯日記Vol.2】

新大久保の片隅に、女性におすすめのレトロ新しいデザイナーズ銭湯がリニューアルオープンしました。