戦闘モードから家では女性モードへ。切り替え力のある女性が上手くいく

戦闘モードから家では女性モードへ。切り替え力のある女性が上手くいく

こんにちは。須野田珠美です。第1回目では、「夫=社長」というお話をしました。いかがでしたでしょうか? 今回は、もうすこし掘り下げたテーマでお届けします。あの頃はあんなに大好きだったのに、忙しい毎日が続…




 

こんにちは。須野田珠美です。第1回目では、「夫=社長」というお話をしました。いかがでしたでしょうか? 今回は、もうすこし掘り下げたテーマでお届けします。

あの頃はあんなに大好きだったのに、忙しい毎日が続くなかで、いつの間にか夫と心が離れてしまっている、特にふたりの間に大問題があるわけではないけれど、なんとなくしっくりこない……そんな気持ちになることって、ありますよね。

恋愛と結婚の大きな違いは、「長期間にわたり生活をともにする関係」であること。2回目のテーマは、お互いに仕事を持つ夫婦の「愛情の育て方」。

■結婚とは愛情を育てること

「愛情を育てる」と読んで、違和感を感じた方もいらっしゃるでしょうね。
「だって、“愛は永遠”でしょ」って。残念ながら、それは幻想です。CMのコピーとしては、美しいでしょうけれど(笑)。

「恋は落ちるもの」かもしれませんが、「愛は育てる」もの。恋から愛へのシフトチェンジが必要です。結婚したから大丈夫、と安心して放っておいたら、枯れて死んでしまいます。

では、どうやって育てるの? と疑問に感じる方へ。何も特別なことをする必要はありません。日々の生活のなかで、すでにみなさんがやっていること、家事やちょっとした会話といった「行動」でできることなのです。

■大切なのは「女性モード」への切り替え

現代日本においては、多くの夫婦が共働きなので、女性が仕事(=戦闘)モードのまま家に帰ってくると、“男同士がルームシェアしているようなムード”になってしまいます。「私だって疲れてるのに……(怒)」と感じるのはよくわかりますが、ここは先に妻が「女性モード」に切り換えることで、夫婦の愛情が育ちやすくなるのです。

夫側の気持ちを想像してみましょう。家に帰ってきても、同僚か上司のような妻がいるよりは、ドアを開けた瞬間に、ぷーんと暖かいお味噌汁の匂いがして、「おかえり〜」と声をかけてくれる妻がいるほうが、「あ~、ここが俺の帰る場所だ~、彼女と結婚してよかった」と、1日の疲れも癒され、妻への感謝の気持ちが自然とわいてくることでしょう。

ささやかなことかもしれませんが、この瞬間をどれだけ作ってあげられるか。それが肝心です。その一つひとつの積み重ねが肥料となって、愛情の木がすくすく育ち、結果的に「夫婦の危機」がやってくる回数も減るのです。

とはいえ無理をしても続きませんから、おかずはスーパーのお総菜でも大丈夫。1品だけ、たとえばお味噌汁やスープだけは手作りで、というふうにできる範囲で頑張ってみましょう。スープは作りおきをしておけるので、意外と簡単です。

■夫婦間コミュニケーションに付箋が大活躍!

残業続きの夫には、帰社の遅い部下に言うように「今、どこ? 何時に帰るの?」などの業務連絡風のメールばかりしないで、ポットに沸いたお湯とお茶漬けのセットを用意しておいて、テーブルに「お疲れさま。これであたたまってね」などの一言メッセージを添えておくなんてどうでしょう。“手間のかからないあたたかさ”、これがポイント! “職場では得られないあたたかさ”を味わってもらうよう意識してください。

翌日の仕事に備え、妻が先に寝てしまうこともあるでしょう。ただ暗い部屋に帰ってきた夫の気持ちを想像して下さい。「これじゃ、独身のときと同じだ……」と、ため息を吐かせてしまう度に、ふたりの愛情の木の栄養が減っていくと心してください。

仕事でおなじみの付箋もとても重宝します。たとえば苦言や不満も付箋にユーモアを交えて書いて、冷蔵庫やトイレのドアなど、ぱっと目のつくところに貼って様子を見る。読んだ夫がクスッと笑えるくらいになると上級者です。直接対決で大喧嘩になるよりはるかに効果的なことでしょう。

これは、私が30年に及ぶ共働き結婚生活の中で編み出した知恵です。アナログな手書きのメッセージは、デジタルなメールと違ってあたたかみがあり、読んだ人の心に残りやすくなります。

■妻=夫の第二の母でもある

そして、朝の「おはよう!」「行ってらっしゃーい」と、夜の「お帰りなさーい」「おやすみ!」は、どんなに喧嘩したときでも、必ず言うこと。たとえ笑顔になれなくとも。愛情の木を育てるための「水やり」だと思ってくださいね。

挨拶は気持ちを一瞬で切り替えてくれる魔法の言葉です。妻としての株が上がります。それは彼がひとりでいたときには言ってもらえなかった言葉。それを妻から毎日言ってもらえたら、間違いなく幸せを感じるはずです。

誤解を恐れずに言うと、妻になる=夫の「第二のお母さん」になることでもあります。小さい頃から当たり前のようにしてもらっていた、日常的な何気ない愛情を、お母さんの代わりに与えてあげること。「私は彼の女神!」くらいの気持ちで、まずは自分から与えてみましょう。

それは、損得の問題ではありません。決して自分だけが損をしていることではなく、そのときどきの夫のリアクションを楽しみながら、実は自分が一番励まされたり、元気になったりするものです。

妻、そして女性の本当の喜びは、与えることで感じられるもの。それは、女性として生まれてきた本質的なものだと思います。同時に自分を完成度の高い女性として育ててくれるのです。

■「女性モード」スイッチを入れる “儀式”を探してみよう

とはいっても、「そんなに簡単に切り替えられたら苦労はしないわ」と感じている方も多いでしょう。実は私も最初はそうでした。NOZZEに勤め始めたころは「あれもこれもやらなきゃ……」とつい仕事モードを家に持ち込んでしまい、亡き夫が不機嫌になっていました(それまでは専業主婦でした)。

そこで考えついたのが、「女性モードに戻るための儀式」。買い物袋を提げ、家に着いたらまず着替え。スーツ姿から思いきり可愛らしいエプロン姿にチェンジしたのです。そして、髪はゆるくアップに。そのプロセスが気持ちの切替えの儀式となり、だんだん上手く切り替えられるようになりました。

また、エプロン姿は男性から見ると“母親”をイメージさせるらしく、効果抜群。いわゆる制服効果ですね(笑)。ファッションの力をこんな形で使うこともできるのです。

別にエプロンでなくてもOK。ムードのあるテーマ曲を決めて聴くもよし、好きなアロマを焚くもよし。五感に訴えるもの、かつ簡単に低コストで続けられるものが効果的です。ぜひ自分らしい「女性モードに戻る儀式」を工夫してみてくださいね。1日の生活のなかに二面性を持つことで、自分自身も楽しくなっていきます。

女は女優、なんて言葉もあるように、女性はいろいろな自分を使い分けることが得意なはず。仕事をしているときと家庭で夫と過ごすとき、どちらもみなさんの人生にとって大切な時間です。毎日わずかな夫婦ふたりの時間を妻の工夫で、素敵なものにして愛情を育ててみてください。

次回は「それでも起こる夫婦の危機とその乗り越え方」をお届けします。

~今月のLove is Action!~
帰宅したら私なりの“儀式”で「女性モード」のスイッチをオンにする

この記事のライター

NOZZE(株式会社結婚情報センター)代表取締役社長。ファッションブランド「JuviJuvi」代表取締役社長兼オーナーデザイナー。東京生まれ。幼稚園教諭を経て、亡き夫と進学塾「早稲田アカデミー」(東証一部上場)を創設。引退後...

関連する投稿


良質な夫婦喧嘩をする夫婦は、仲直りのきっかけを押さえている

良質な夫婦喧嘩をする夫婦は、仲直りのきっかけを押さえている

夫婦喧嘩にも「質」がある。仲直りのきっかけを知っている夫婦は、良い夫婦喧嘩をするものだ。相手のことをよく知り、自分を知ってもらうための良い機会ともいえる夫婦喧嘩。仲直りをするきっかけを押さえた上で、やるときは派手にやろう。


言わなくてもわかってほしい男に女は……【NEO花嫁の結婚式奮闘記#3】

言わなくてもわかってほしい男に女は……【NEO花嫁の結婚式奮闘記#3】

言わなくてもわかってほしい男と言ってほしい女。思えばプロポーズ以前の告白のときもそうだった。この男女の考え方の違い、どう受け止めればいいものか。理想とする結婚式の叶え方を模索する連載「NEO花嫁の結婚式奮闘記」#3をお届けします。


恋人を親に紹介するとき「主役」は恋人

恋人を親に紹介するとき「主役」は恋人

元遊び人の筆者が「恋人を実家に連れて帰る」という人生初のアクションを描く短期連載「遊び人だった僕が恋人を実家に連れて帰った」#2。いよいよ実家へ向かい、恋人を親に紹介するときがやってきた……そんななか、久々に会った姪っ子が後のキーパーソンに!?


自分を成長させる恋愛をする人が、よい結婚・よい人生をつかみとる

自分を成長させる恋愛をする人が、よい結婚・よい人生をつかみとる

恋愛は自分を成長させるプロセスのひとつ。恋愛を通して自分自身をどれだけ深く掘り下げることができるかが、結婚を成功させる鍵です。恋愛を通して成長したい人向けに、クリアするべき3つの課題をお伝えします。


子なし夫婦、2人の幸せを探す日々

子なし夫婦、2人の幸せを探す日々

子なし夫婦の私たちは、今はとても幸せで楽しい。でも、結婚後2年間は、決してうまくいっていなかった。頭に「離婚」の文字がよぎったこともあるけれど、3年目からいろいろなことが変わり始めた。2人で幸せ探しができるようになったきっかけは、「2人の歩くペースが揃い始めた」ことだった。


最新の投稿


ベトナム〜カンボジア 母なる川をたどる4泊5日のラグジュアリー

ベトナム〜カンボジア 母なる川をたどる4泊5日のラグジュアリー

「アクア・メコン」という、ベトナム、カンボジアの観光ではおなじみの東南アジアを流れるメコン川を巡るリバークルーズ船をご存知でしょうか。ラグジュアリーかつ、伝統や文化を学ぶ旅。全8回の連載、第1回目です。【人生が変わるクルーズ体験#1】


美容の買い物は物語を買うのと似ている

美容の買い物は物語を買うのと似ている

行きつけの皮膚科で「目専用のクレンジング」を見つけた小島慶子さん。使ううちにまつ毛が元気になり、まつ毛美容液でケアすると、まつ毛のボリュームもアップ。間違いなくきれいになるアイテムなんて、きっと誰にも決められないけれど、使うときれいになるよと寄り添ってくれる医師の親切心は、高い施術代とセットであっても嬉しい。


デニムネイルの簡単なやり方【マニキュアでセルフネイル】

デニムネイルの簡単なやり方【マニキュアでセルフネイル】

定番人気のデニムネイル。マニキュアでできる? と思いきや、簡単にできるのが嬉しいデザイン。マニキュアを使ったデニムネイルの簡単なやり方・コツ、いろいろなバリエーションを豊富な画像&動画で説明します。おしゃれで周りに差をつけられるデニムネイル、ぜひお試しを。


お手頃でおすすめ!表参道の人気焼肉店(5選)

お手頃でおすすめ!表参道の人気焼肉店(5選)

おしゃれな街の代表格、表参道。「焼肉店がある街」というイメージはあまりないかもしれませんが、近年おしゃれでリーズナブルでおいしい焼肉店が、表参道にも続々進出。今回は1万円以下とお手頃価格で楽しめる表参道の焼肉店を5店ご紹介します。


【駐妻のリアル #2】仕事を辞め、突然専業主婦になって思ったこと

【駐妻のリアル #2】仕事を辞め、突然専業主婦になって思ったこと

駐妻になった私は仕事を辞め、専業主婦として日々を過ごすようになった。でも、その暮らしは楽しいばかりではなく、葛藤や不安もあふれていた。モヤモヤした期間を経て気づいたのは、人の役に立っているという実感を、どんな形でもいいから作ることの大切さだった。