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どうしても彼のことがあきらめきれない! 復縁を目指すならすぐにアプローチしてはダメ

街は一気にクリスマスムード。自分にパートナーがいるかいないか、気になる方が増える季節かもしれません。『彼からの告白で復縁率80% あきらめきれない恋をもう一度手に入れる方法』著者である復縁・恋愛コンサルタントの宮城かなさんが、復縁のチャンスについて5回に分けて連載。元カレへのアプローチの参考にしてみてください。

どうしても彼のことがあきらめきれない! 復縁を目指すならすぐにアプローチしてはダメ

はじめまして、復縁・恋愛コンサルタントの宮城かなと申します。

あなたはこれまで、「別れた彼(彼女)とやっぱりやり直したい」と思ったことがありますか?

一説によれば、4人にひとりくらいの割合で「復縁の経験」があるようです。ただし、復縁と一言で言っても、その難易度は人それぞれ。

ちょっとしたケンカ別れ程度なら元に戻ることも簡単ですが、LINEもメールもすべて無視の音信不通状態からの復縁は、それなりの努力が必要です。ですが、どんな別れ方でも復縁のチャンスは必ずあります。

■どんな別れ方でも復縁のチャンスは必ずある

私がこれまで復縁・恋愛コンサルタントとして恋愛相談を受けてきた2万5000人以上の方の中で、実際に復縁できた確率はどれくらいだと思いますか?

3分の1? それとも半分? いえいえ、答えは70%! 10人中、だいたい7人くらいの方が復縁に成功しているのです。

ちなみに、残りの30%の方はどうなったかというと……。ご安心ください。彼の愛を取り戻せず、悲しみに暮れたままの毎日を送るなんてことはありません。

復縁を願っていた彼よりも、もっと好きになれる新たな相手と出会い、幸せな恋愛を楽しんでいたり、他に気になる彼ができたり、違う相手と結婚したりしています。

実は、復縁にもれっきとした方法論があります。本連載では、別れてしまったあの人と復縁するための具体的な方法を、順を追ってわかりやすくお伝えしていきましょう。

■相手へのアプローチはちょっと待って

復縁を目指すには、彼に再びアプローチをする前に、まず「準備期間」が必要です。この期間では、次のふたつのことを行います。

・別れの原因を探ること
・彼の気持ちを理解すること

この段階をきちんと踏まずに彼と再び連絡をとったり会ったりすると、「前と何も変わっていない」「相変わらず嫌な感じだな」と思われる可能性が高くなります。

これがダメ押しとなって修復不可能な状況に陥ってしまっては、元も子もありません。この準備期間には、基本的に彼への直接的なアピールはしないほうがいいと理解してください。

「準備期間」は最低でも2週間、長ければ3カ月くらいと考えましょう。「行動期間」に入るのは、この復縁の土台づくりである「準備期間」が完了してからです。

準備期間に行うふたつのことを進めていくうえでまず必要なのは、男性の考え方の特徴や心理について理解することです。

「どうして彼はわかってくれないの?」「なんであんなことで不機嫌になるの?」とイライラしたり、悩んだりするのは、男性の考え方の特徴や、心理をよく理解できていないからです。

一般的な傾向として、男性は論理的で問題解決志向であることが多いのに対し、女性は感情を重んじ、同調的な考え方をします。

また、競争社会で生き抜く本能として「ナンバー1」を好む男性に対し、女性は人と比べられることをよしとしない「オンリー1」を好みます。

さらに、『なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか エイリアン妻と共生するための15の戦略』で紹介されている、米メリーランド大学の研究結果によれば、男性が1日に発する単語の数が平均7000語であるのに対して、女性は2万1000語。なんと3倍もの差があるのです。

これだけの違いがあるのですから、女性は男性に自分と同じだけの会話の量や言葉数を求めても、叶うわけがありません。

一方の男性も、女性に寡黙さを求めるのはお門違いといえそうです。

これらはどちらが良い悪いという話ではなく、あくまで脳の構造や考え方の違いによるもの。ですから、「お互いに悪気はなく、単純に脳の違いがあるだけ」と理解しておくことが、すれ違いや衝突を避けるコツです。もしすれ違いが生じた場合でも、「絶対許さない!」と意固地になるのではなく、「私もよくなかったかも」と彼に歩み寄る気持ちを忘れないでくださいね。

■別れ際に彼が言った「理由」は真実とは限らない

ここからは、あなたと彼が別れることになった真の原因を探っていきましょう。

男性が理由として挙げやすいのは、次のような内容です。

・仕事が忙しい
・遠距離、あるいは多忙であなたを幸せにする自信がない
・他に好きな人ができた
 
よくある理由ですよね。しかしほとんどの場合、これは「本音」でも「真実」でもありません。

男性の脳は問題解決志向。一刻も早くミッション(=別れること)を達成したいと考えています。

女性に対して正確に理由を伝えて納得してもらう時間と手間は、男性にとっては面倒そのもの。仕方なくその場で思いついた適当な理由や、相手が納得しやすい建前を無理やりつくり上げることもめずらしくないのです。

彼が挙げた理由は、あくまで結果として別れの原因となった“状況”にすぎません。

その状況を乗り越えようと思えないような理由があるから、彼は別れを選んだのです。その理由こそが、あなたとの別れを決意した彼の“真の理由”です。

先ほどの男性心理を理解したうえで、改めて記憶をたどってみると、思い当たることが出てくるかもしれません。

□彼が仕事で忙しくしているのに、一方的に連絡をし続けてしまった
□彼があなたの思いどおりに動いてくれなくて、不満の感情をぶつけてしまった
□無理なお願いを繰り返してしまった
□けなしたり軽んじたりするようなことを言ってしまった
□あなたのために頑張ってくれたのにお礼を言わなかった
□過度に行動を監視したり、束縛したりしてしまった


別れにつながりやすい大きな理由は、「彼の気持ちを理解せず尊重しないこと」です。たとえば、とても楽しみにしていたデートを彼にドタキャンされたとき、一方的に彼を責めたことはありませんか?

でも、彼にも理由があったのかもしれません。彼の事情や気持ちを、きちんと汲み取る努力ができていたでしょうか。自分の都合や気持ちばかりを考えて、相手を思いやることを忘れると、その関係は破綻してしまうのです。

■振り返って別れの原因を分析する

ここからは、より具体的なチェックポイントをお伝えし、別れの原因を分析してみたいと思います。振り返ってほしいポイントは、次のとおりです。

□彼に「直してほしい」「やめてほしい」と何度も言われていたこと
□彼がいつも不機嫌になったり悲しんだりしていたあなたの言動
□いつもケンカの原因になっていたこと
□彼が別れを切り出したときの状況(仕事、プライベート、家族関係など)
□別れを切り出されたときのあなたの対応
□彼が求めていた彼女像や理想の関係


これらを参考に考えれば、本当の理由を確かめようがないと思い込んでいるケースでも、正しい答えにたどり着くことができます。

たとえば、一方的に別れを告げられて音信不通になったケースでは、彼に依存しすぎて、彼がそれを負担に感じていたということがよくあります。

あなた以外の人と、彼との関係を尊重することはできていましたか? 彼の都合や事情を理解してあげられていたでしょうか? 彼との距離のとり方が適切だったか振り返ってみてください。

意見が合わず決定的なケンカ別れをしたなら、意見が違うこと自体が問題なのではなく、それを受け入れられないことが問題だと理解しましょう。

そこにはもしかしたらあなたのコンプレックスや、こだわりがあり、そこを刺激されるような価値観の違いがあったことで、過剰に怒りの気持ちや拒否反応を示してしまったのかもしれません。

いつもケンカになっていたことや、あなたが過剰に感情的になってしまったシーンの共通点、別れ際のケンカの内容を思い出してみると、彼と折り合えなかった原因にたどり着けるかもしれません。

遠距離でだんだんうまくいかなくなりフラれてしまったなら、遠距離という状況で、なぜ別れに至ったかを洗い出してみましょう。

別れを切り出したときの彼は、どのような状況だったでしょうか? 仕事で忙しそうにしてはいませんでしたか? あなたとのデートと仕事の両立に苦労してはいませんでしたか?

遠距離恋愛は物理的な距離がある分、心の距離が近くなりすぎたり、あるいは離れてしまったりと、バランスをとるのが通常の恋愛より難しいのは事実です。

相手との精神的な距離のとり方を見直すと同時に、遠距離に似つかわしくない行動をとっていなかったかを考えると、原因が見つかるかもしれません。

復縁とは過去にしがみつくことではなく、過去を糧にしたふたりの新しい未来をつくることです。まずは、別れの原因を振り返り、自分のマインドセットを変えることからスタートしましょう。

宮城 かな プロフィール

復縁・恋愛コンサルタント。男性心理研究所所長。

東京都生まれ。学生時代から恋愛感情、恋愛心理学について多くを独学で学び、その経験を活かして独自のメソッドを開発。2003年より2万5000人以上の復縁・恋愛問題を解決してきた。都内近郊を拠点に、日本初の復縁・恋愛コンサルタントとしての活動を展開、15年以上のカウンセラー経験を持つ。豊富な知識と洞察力から繰り出される的確なアドバイスは業界内外を問わず注目され、多くの相談者から信頼を得ている。著書に『彼からの告白で復縁率80% あきらめきれない恋をもう一度手に入れる方法』(かんき出版)。

DRESS編集部

いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。

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