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フィギュアスケートの魅力がぎっしりつまったアイスショー「プリンスアイスワールド」の世界

才能あふれる選手が次々と登場し、目が離せないフィギュアスケートの世界。氷の上を滑る姿をライブで観てみたい……! と思ったことはありませんか? そんなときにおすすめなのが、スケートの多面的な魅力が味わえるアイスショー「プリンスアイスワールド」です。

フィギュアスケートの魅力がぎっしりつまったアイスショー「プリンスアイスワールド」の世界

こんにちは、島本薫です。

夏至も過ぎ、いよいよ夏がすぐそこまで来ているのを感じる今日この頃。今年はどんなことをして楽しもうかな……と計画中でしたら、涼しいリンクサイドに出かけてみてはいかがでしょう。

今回は、日本で唯一のプロフィギュアスケートチームによるアイスショー「プリンスアイスワールド」の魅力をお届けします。

■プリンスアイスワールド:日本で唯一の「プロフィギュアスケートチーム」が醸し出す魅力

アイスショーには、技と芸術性を競う競技とはまた違った魅力があります。音楽や衣装の使い方はもちろん、華やかな照明や演劇的な手法を使った演出は、ショーならではのもの。スケーターたちも、フィギュアスケートの魅力を最大限に届けようと、さまざまな「魅せ方」で観客を楽しませてくれます。

数あるショーの中でも、チームだからこその輝きを放つのがプリンスアイスワールドです。その誕生は、なんと1978年(!)――伊藤みどりさんや八木沼純子さんも長年メンバーとして活躍していた、日本で唯一の「プロフィギュアスケートチーム」によるアイスショーなのです。

その最大の見どころは、男女合わせて24人のプリンスアイスワールドチームが繰り広げる、息の合った「群舞」や「シンクロナイズドスケーティング」。こればかりは、他のアイスショーでは味わえません。

また、息の長いチームだけあって、おなじみの演出があったり、キャストの成長を感じられたりと、ファンとの距離が近いのも魅力のひとつといえるでしょう。

■2017年のテーマは「4 seasons.」――時に優しく、時に激しく、切なく、ワイルドに四季を表現

2014年からはTHE CONVOYの今村ねずみさんが構成・演出を担当するようになり、ショー全体の流れやストーリー性も、新たな見どころに加わりました。

2016年は、「J-POPS」をテーマに氷上のミュージックファンタジーを描き出すものでしたが、2017年のテーマは「4 seasons.」(四季)。その季節ならではの情景を華やかに表現しながら、スケーターたちが氷上を駆け抜けていきます。

こちらではソロ、あちらでは男女のペア、またこちらでは女性チームの演技――と、どこを見てもワクワクしてしまうのがチームスケーティングの楽しさ。

ですが、なんと言っても一番の見せ場は、フィナーレ間近のシンクロナイズドスケーティングでしょう。

そう、シンクロは水泳だけのものではなく、氷上の競技でもあるのです。普通は16人で行われるものですが、ここではなんと24人ものスケーターが、円や十字を描いたり、手をつないで回転したり、すーっと交差して位置を入れ替えたりと、息の合ったスケーティングを披露してくれます。

スケートならではの滑らかでスピーディーな動きを生かし、次々にフォーメーションを変えていく様は、思わずため息がこぼれるほどの美しさ。これを見ただけでも来た甲斐があったなあと、思わせてくれるものになっています。

■多彩なゲストやスケーターとの「ふれあいタイム」など、初めての人にも優しいショー

2017年は、荒川静香さん、本田武史さんがレギュラーキャストとして出演するほか、安藤美姫さん、織田信成さんなど多彩なゲストスケーターが日替わりで出演し、ひと粒で何度も美味しいショーになっています。

また、研究者としての道を進んだ町田樹さんの演技が披露されるのは、ここプリンスアイスワールドだけ。「研究活動の一環」としてコンセプトを固め、自身が振り付けをし、音楽も衣装もこだわり抜いた芸術性の高い演技は必見です。

終演後には、キャスト全員がリンクを周ってファンと交流する「ふれあいタイム」という時間が設けられています。こうした時間があるのも、プリンスアイスワールドならでは。

出演者の体が冷えてしまわないよう30分間に制限されていますが、ふれあいタイムの間であれば、直接スケーターに花やプレゼントを渡したり、公演の感想や応援メッセージを送ったりすることができます。

たとえ自分がその場に加わらなくても、テレビで見ている選手たちが、素のままの笑顔でファンと交流している姿は、遠目に見るだけでも嬉しくなってしまうもの。

このように「プリンスアイスワールド」は、初めての人でも心から親しみやすいサービスが満載。この夏はリンクサイドでいつもと違った芸術に魅了されてみませんか?

■プリンスアイスワールド2017公演情報

■鹿児島公演
【日程】 2017年7月1日(土)・2日(日)
【会場】 鹿児島アリーナ

■東京公演
【日程】 2017年7月14日(金)~17日(月・祝)
【会場】 ダイドードリンコアイスアリーナ

■日光公演
【日程】 2017年8月5日(土)・6日(日)
【会場】 栃木県立日光霧降アイスアリーナ

(参考)
プリンスアイスワールド オフィシャルサイト
http://www.princehotels.co.jp/iceshow/

【編集部おすすめ】歌舞伎とフィギュアスケートの華麗なる融合。荒川静香も出演する「氷艶 hyoen 2017―破沙羅―」

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島本 薫

もの書き、翻訳家、ときどきカウンセラー、セラピスト。 大切にしている言葉は “I love you, because you are you.” 共感覚・直観像記憶と、立体視不全・一種の難読症を併せ持ち、自分に見えて...

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