#7 アーモンド 【低カロリーで栄養豊富!ウワサのスーパーフード大全】
低カロリーで栄養豊富！ ウワサのスーパーフード大全 #7 アーモンド
ナッツ類の中でも人気No.1ともいえる「アーモンド」。手軽に買えて食べられるうえ、美味しくて美容にもいい、スーパーフードのひとつです。手に入りやすい一方で、選び方にはちょっとした注意点もあるとか。アーモンドの美容効果や食べ方のポイントなどを、スーパーフードマイスター石松利佳子さんにお聞きしました。
アーモンドといえばカリフォルニアのイメージですが、原産地もアメリカですか。
実はアジア西南部が原産地なんです。古い時代から、メソポタミアや地中海沿岸地域で育てられてきました。アーモンドはバラ科サクラ属で、核果類の桃・杏・梅などの近縁の植物です。桃や梅は果肉を食べますが、アーモンドは種子の中にある「仁（じん）」の部分です。
ヘルシーな“おやつ”として、モデルやセレブたちもよく食べていますね。
アーモンドは、「天然のサプリメント」と呼ばれるほど栄養価が高いからなんです。
食材の中でもずば抜けてビタミンEの含有量が多いので、20～23粒で1日に必要な摂取量をカバーできます。またオレイン酸が豊富なので、悪玉コレステロールの減少やダイエット効果もあります。カルシウム・鉄分・マグネシウム・亜鉛などのミネラル分も多く、食物繊維が豊富なため便秘解消やデトックス効果も。
その辺のスーパーで売られているアーモンドでも大丈夫ですか。
アーモンドミルク（左:12% 右10%）
ローストしたものは酸化しやすいので、生のアーモンドを購入し自宅でローストするといいですよ。
ローストしたものを選ぶ場合には、塩やオイルなどが添加されていないものを。
アーモンドミルクは、アーモンドの配合量が多く砂糖・香料・着色料不使用の筑波乳業がおすすめ。
10%は牛乳のように、12%は生クリームのように使えます。
アーモンドを食べるときのポイントがあれば教えてください。
生で使う場合は、酵素抑制因子の働きを抑えるために必ず8時間浸水させて使うこと。
浸水させたアーモンドと水をミキサーで撹拌し、ガーゼで絞るとフレッシュなアーモンドミルクができます。アーモンドミルクは、低カロリーでコレステロールもゼロ、牛乳の代替としてもおすすめです。
ズッキーニと人参パスタの塩レモンクリーム
～材料（4人分）～
ズッキーニ・・・3本
人参・・・1本
【ソース】
塩レモン・・・4枚（レシピは下部参照）
アーモンドミルク（12%）・・・400cc
～作り方～
1ズッキーニと人参はスパイラルカッターでリボン状にカットする。
2ソースを作る。塩レモンはみじん切りにし、アーモンドミルクと一緒に鍋に入れてひと煮立ちさせる。
3ソースに1を入れて和える。
～塩レモンの作り方～
1ガラスの密閉瓶（500ml）を煮沸消毒し、しっかりと乾燥させる。
2無農薬レモン（２個）をよく洗い、水気をふき取る。7～8mmの厚さにスライスする。
3瓶に塩（レモン２０％相当の自然塩）→レモン→塩の順番に重ね、最後に塩を入れて蓋をする。
4冷暗所か冷蔵庫で1週間以上おく。（1日1回は瓶を振って全体が混ざるようにする）
料理研究家 石松 利佳子さん
クシマクロビオティックス・コンシェルジュ、薬膳フードデザイナー、スーパーフードマイスター、豆腐マイスター、アロマテラピーインストラクター
自宅での食事をマクロビオティックに変えて以来、体調が良くなり、太らない身体に。その経験から、無理なく続けられるマクロビオティック料理教室『Salon de R』を主宰。中医学の考えに基づき、季節の過ごし方など毎月テーマ別にマクロビオティックと融合させた様々な国の料理を紹介。週末は料理教室、平日の夜は食べるだけ教室を開催。
テレビ・ラジオの番組出演をはじめ、企業へのレシピ提供や商品開発なども手掛ける。
【受賞歴】クシマクロビオティックス・コンシェルジュアワード2013受賞
Salon de RのFacebookページ
アカデミー・デュ・ヴァン銀座教室
text/hiroko sasaki
